大転生時代
「大転生時代」 島田雅彦
・・・ある夜、横溝時雨が町中華で再開した中学時代の同級生・三浦杜子春は、自分を「子どもの国」バルナランドからの転生者だと語った。半信半疑で杜子春に関わるうち、時雨は新橋の雑居ビルを拠点に活動する「転生者支援センター」にたどりつき・・・(本書帯)
映画・コミックスにある「異世界転生」モノ~ライトノベル的?確かにストーリーが単純明快でした。
異世界が存在するという前提で、過去や未来へも一方通行または双方向で行き来可能な技術が確立された「異世界」から技術移転がなされている(されつつある)。
しかし、場合によっては人間ではない動植物に転生することも。
おとぎ話SF・・・と思いつつも、もしかしたら夢を見るのは「異世界」の一端なのでは?とも思ったり。
もしかしたら、誰しも転生経験がある?。
また、以前に読んだ「素晴らしい新世界」に「身体は魂の乗り物」~という表現があったことを思い出しました。
身体がないがしろににされているような気がして不快だった・・・。
このような小説やコミックスが話題になるということは、現代社会への不満・不安が拡大しているからかもしれない。
・・・輝く自分を再発見!世界は想像以上に多様で、複雑。自分の本当の居場所はここじゃない。自分にはもっとふさわしい世界がある。そう思っている方は気軽に適性検査を受けましょう。転職、転校、移住もいいけど、思い切って転生。・・・「転生者支援センターDM」