五拾三次之内猫之怪

日経紙「遊び絵 江戸のユーモア」(6)

歌川芳藤 「五拾三次之内猫之怪」

9匹?の猫が集まって大猫(化け猫)になる「寄せ絵」~らんらんと光る目は鈴、赤い舌は首輪の紐。

愛らしい猫が多く集まる猫之怪・・・顔だけ。

せっかく可愛い猫が集まっても、可愛い猫にはならずに怖い猫になる。

可愛がっていたのに突然!引っかかれる猫の豹変さを現しているのかも。

耳の部分になっている2匹と鼻に部分になっている三毛猫の耳が、イカ耳(不機嫌状態)になっているのは目立つ部分で不機嫌だから?。

本当はカワイイ状態でいたかったのに・・・と絵を見ながら猫に思いを馳せるのでした。