日経紙「遊び絵 江戸のユーモア」(10)
歌川貞景 「五子十童図」
・・・「此図ハ古今に無き図にて子供五人の頭にて四方より見れば十人になるなり」・・・
何とも不思議な絵・・・不気味さも感じました。
この「遊び絵」連載の最後に登場するのに相応しい?子供が遊んでいる(ように見える)絵です。
だまし絵~絵に表現できるが、立体化は不可。
それぞれ独立しているようで、他の頭や身体を共有しているのは、助け合っている~という人間社会の一面でもある気がします。
一人二役・・・。
「遊び絵」を鑑賞しながら、色々と想像する楽しい朝の時間でした。
やはり浮世絵には惹かれます。