レコンキスタ
レコンキスタ 「スペイン」を生んだ中世800年の戦争と平和 黒田祐我 著
・・・8世紀の初め。ジブラルタル海峡を渡ってイベリア半島、さらにフランスまでを席巻したイスラーム勢力。その後はキリスト教徒側が少しづつ押し戻し、1492年のグラナダ陥落でイスラーム勢力を駆逐した。この800年に及ぶ「聖戦」はレコンキスタの一語でまとめられてきた。だが、どちらの勢力も一枚岩ではなく、戦争と平和、寛容と不寛容、融和と軋轢が交錯していた。・・・(本書カバー)
新聞広告を見て、何故か「レコンキスタ」のタイトルに惹かれて入手してしまった一冊。(シマッタ!)
レコンキスタ・・・その意味も、時代背景も、登場する地名も人物もワカラナイので、ネットや地図帳で調べながら読んだ~というか、字面を追うのが精一杯でした。
「地理」の復習も?イベリア半島~地中海~ジブラルタル海峡の向うはすぐアフリカ。
バレンシア・コルドバ・セビーリャ、そしてグラナダ等々、聞いたことある地名が多く登場するも、地図上の位置がワカラナイ。
大雑把な見方では、キリスト教徒によるイスラーム勢力からのイベリア半島「国土回復運動」らしい。
「世界史」での扱いも薄く、著者もそのことを理解しているので書中の参照資料は多くあります。
何となく知っている十字軍より長期間に亘る勢力争い。
闘ってばかりではなく、穏やかな期間もあったようだが、その原因は思想の違いに加え、領土拡大=経済戦争の意味が強かった。
レコンキスタは、今も続くバスク地方分離運動等の政情不安遠因にも?。
イギリスよくわからない?に、スペインよくわからない?が、加わってしまった。