自分とか、ないから。
自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 しんめいP著
・・・大阪府出身。東京大学法学部卒業。
大手IT企業に入社し、海外事業で世界中とびまわるも、仕事ができないことがバレてひそやかに退職。
鹿児島にある島に移住して教育事業をするも、仕事ができないことがバレてなめらかに退職。
一発逆転をねらって芸人としてR-1グランプリ優勝をめざすも1回戦で敗退し、引退。無職に。
引きこもって布団の中にいたときに、東洋哲学に出会い、衝撃を受ける。
そのときの心情を綴ったnote、「東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話」が少し話題になり、なぜか出版できることになり、今にいたる。(著者紹介)・・・
かなりぶっ飛んだ内容で「この本(著者)、大丈夫か?」と思いながら読み進めました。
読む~というか、スイスイ進みます。
ぶっ飛び過ぎて、納得できる!面白い!。
難解な?宗教関係書に苦労するより激しく明快でした。
ブッダ ⇒ 超ハイスペックなひきこもり
龍樹 ⇒ インドの論破王
老子 ⇒ 人間というより、ほぼ草
荘子 ⇒ ありのままでいい無職
達磨 ⇒ 全然しゃべらないタイプの人
親鸞 ⇒ ふつうのおっちゃん(アホなハゲ)
空海 ⇒ 万能の天才で陽キャなフィジカルモンスター
取り上げられている「東洋哲学」を代表する七聖人について、本書ではこのようなキャラで語られています。
内容が薄っぺらい~関係者及び多方面から非難轟々・・・でも、自分とかないから。(強い)
ここまで「東洋哲学」を平易(もっと安易に)に語る、自称こじらせニートの著者は超絶クレバーでした。