ユダヤ人の歴史
「ユダヤ人の歴史」 古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで 鶴見太郎著
・・・ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧——。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散(ディァスポラ)、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。・・・(本書帯)
本書を読んでいる最中にイスラエルによるイラン空爆が始まり、ついにアメリカがイスラエルに加勢するに至ってしまった。
その以前から、イスラエルのパレスチナ自治区ガザでの戦闘行為が続いています。(さらに以前から中東は戦争状態だが・・・。)
イスラエル(ユダヤ人)は、常に戦争の火種?地域性・宗教問題・領土問題・経済問題・・・マサに3000年に亘る蓄積の結果が現在なのか。
近代まで、いわゆる欧州列強国の影響も受けたことも大きな原因の一つ。
その時々で、うまく立ち回れたこともあったが、スケープゴート(悪者扱い)にされたことが多い。(スケープゴートは、元々古代ユダヤ教の宗教儀式らしい。)
古代日本にユダヤ人渡来した痕跡がある?ということも含め、誰か?がユダヤへの印象操作している的な、都市伝説(陰謀論)を思い浮かべてしまいます。
古代から現在に至る世界史のキーマンとなった(なってしまった?)ユダヤ人。
巡り合わせと組み合わせがタマタマそうなってしまったのか、歴史の必然だったのか、操作する存在があるのか。
現在の混乱がどの方向へ向かうのか、収まるのか拡大するのか・・・歴史には、どう記されるのでしょう?。