神兵パレンバンに降下す

日経連載 プロパガンダの威力 十選 (2)

鶴田吾郎「神兵パレンバンに降下す」

・・・太平洋戦争の開戦から間もない1942年2月、日本陸軍の落下傘部隊がスマトラ島のパレンバンに降下した。(中略)降下作戦は成功し、日本軍は製油所のひとつをほぼ無傷で占拠することができた。殊勲甲の落下傘部隊は「神兵」と称えられた。・・・

本作は実物を見たことがあります。

また、以前に習志野駐屯地「第一空挺団」を訪問した際、駐屯地司令室に掲げられていたレプリカ(多分)も見たことがあります。

・・・青空に舞い降りる白く美しい落下傘。敵地に乗り込み、勇ましく戦う兵士の顔貌。期待される要素をすべて盛り込んだ構図は、超現実的ながら絵画ならではの創意を感じさせ、みごとというほかない。・・・

 

絵画は写真より映える。

屈強な隊員が集う、精鋭無比「第一空挺団」は、現代の「神兵」とも言えます。

その存在自体が「プロパガンダ」なのかもしれません。

活躍する場がないことが平和で幸せなのです。。