大東亜戦皇国婦女皆働之図
日経連載「プロパガンダの威力 十選」(4)
女流美術家奉公隊「大東亜戦皇国婦女皆働之図 春夏の部」
・・・女性画家たちで結成された「女流美術家奉公隊」が、戦時下の女性の労働をテーマに共同制作し、1944年の陸軍美術展に出品した。本来は3部構成だったが、現在では「春夏の部」と「秋冬の部」のみが残されている。その特徴は一目瞭然だ。工場や農村など、さまざまな労働現場で働く女性たちの姿が、まるでパッチワークのように画面いっぱいに配置されている。これらは報道写真をもとにしており、複数の画家により分担して描かれた。そのため、色彩はカラフルで、当時の戦争画としては異例の仕上がりとなっている。・・・
これもまた初めて見る絵でした。
下部に「銃後における女性の活躍」と銘されています。
主たる働き手の青年男子が兵役へ行ってしまったので、補充する形での「皆働之図」。
戦時下での女性は家事労働プラスで勤労奉仕労働で日々働きづめ。
勤労は美徳~現代は、事情は異なるが「老若男女問わず皆働之態」になっている?。
「働き方改革」「賃上げ」・・・何処かにしわ寄せが。
そのうちAIに置き換わると言われているが、どこまでそうなるのでしょうか。