意志の勝利
日経連載「プロパガンダの威力 十選」(8) レニ・リーフェンシュタール監督「意志の勝利」
・・・プロパガンダには裏読みが必須だ。整然とした一体感が演出されているときほど、実は不協和音が響いていないかと疑わなけばならない。本当に一致団結しているのならば、わざわざ団結を強調する必要などないからである。レニ・リーフェンシュタール監督の「意志の勝利」もそうした視点で読み取れる。1934年にニュルンベルクで開かれたナチ党大会の記録映画だが、大会の前に、親衛隊(SS)によって突撃隊(SA)幕僚長レームらが粛清される内紛があった。その不穏な余波を払拭するように、劇中ではSS全国指導者ヒムラ―とレームの後任ルッツェが、大勢の隊員の整列するなかをヒトラーに従って粛々と進み、ドイツの統一と秩序を印象づける場面が登場する。・・・
北○鮮のパレードやマスゲーム画像もそう見える。
国によっては本作の映像を流すことが禁じられているようです。
プロパガンダ・・・ではないが、SNS上でキラキラした?優雅な投稿を見ると、確かに裏読みしてしまいますね。
いかにも作られた感があって不自然に見えることも。(粉飾画像・・・)
やり過ぎは逆効果。
そんなに見せびらかさなくてもいいと思うのですが。