大将たるもの
名将名言録一日一言~九月二十九日
大将、慈悲をなさるべき儀肝要なり 『甲陽軍鑑』 武田信玄
・・・信玄が、規律のために掲げた五つの条件の一つ。大将には慈悲が大事とする理由は、次のように説かれる。慈悲のない大将は、大身や贔屓の者がすべてに良いと思うため、小身の献身的な奉公に気づかない。忠節・忠孝を評価されない小身は、万事を控えるため、新しい人材が育たない。あぐらをかく大身・贔屓の者は、下の者の手柄を奪い取ることにあくせくし、上下とも非に傾くため、規律が破られるという。・・・
武田信玄というと勇猛果敢なイメージだが、外面や迅速行動だけではなく内部統制や配下への目配り、気配りを重視してことがわかります。
戦国時代のような生命をかけたやり取りは無いが、大事なことは現代も変わらない。
大将・・・ではないけど、心に留めおきます。