叫び
第174回芥川賞受賞作 「叫び」 畠山丑雄
「時の家」に続き「叫び」読了です。
万博が開かれる現代の大阪・茨木を舞台に公務員の早野ひかるが銅鐸を作る「先生」と出会い、その影響を受けていくなかで、茨木にかつて満洲で罌粟(けし)を栽培し阿片を製造してた川又幹朗(創作上?の人物)という青年がいたことを知る。
早野と川又が、やがて時空を超え?共鳴し合って・・・。
本作の方がテンポよく読みやすかった。(関西弁?セリフのおかげ)
銅鐸の響きが、時空を超えて早野と川又を結ぶことになるのは、銅鐸の用途が呪術具だから?罌粟の幻覚か?(アブナイ!)。
「聖でないものにはひとが聖かどうかはわからないんです」早野青年が言います。
結末は賛否両論あるかと思いますが、聖(ひじり)という言葉はとても印象的。
「紀元二六〇〇年記念万博」(1940年東京・未開催)と「EXPO 2025大阪」が、つながるのは場所(土地)が共に「夢洲」だからということも・・・。
