人間の性(さが)

「人間の性(さが)」 佐藤 優

・・・人間は、放っておけば自分の利益ばかりを追い求め、自らの過ちさえも正当化する弱い生き物である。また、どんなに立派な人格者であっても、絶体絶命の窮地や極限の状態に陥れば、いともたやすく他人を裏切ってしまう。そして、うまくいっている人に対して、屈折した恨みや妬みの感情を否応なく持ってしまう。そして自分の劣等感を正当化するために、価値の基準を逆転させることもある。・・・(まえがき)

 

若年層向けなのか?従来の佐藤優本に比べて読みやすい内容・レイアウトです。

不条理渦巻く現代社会を生きるための「佐藤優流福音書」かもしれません。

本書で著者がノートに「思考履歴」を記していることが紹介されています。

読後、真似してノートに書くようにしようと再び本書を読み始めました。

気になった箇所を書きとっています。

本書すべてを書き写しそうなくらい~。

 

「蛇のように賢く、鳩のように素直であれ」 (新約聖書 マタイによる福音書)

世の中の不条理や悪の構造を冷徹に見抜く「賢さ(したたかさ)」と、自らの信念や誠実さを曲げない「素直さ(愚直さ)」の両面を併せ持つことが求められる。(P.81)