江戸の遺伝子・日本人の遺伝子
静岡の2日目は、「江戸の遺伝子・日本人の遺伝子」と題して、徳川宗家十八代当主・德川恒孝氏の講演を拝聴です。
もし、徳川幕府が続いていたなら何代目かの将軍。
もし、第二次大戦がなければ華族か皇族。
シモジモは御目通り叶わなかった、やんごとなき方。
まァ~講演内容は、当たり障りなく~といった感じでしたが、「島津や伊達と酒を飲む・・・。」という件は面白いです。
ご当主同士でしか、出来ない歴史上のお付き合い。
昨日の1,000年~間隔とはいかないが、100年間隔で歴史を語るに相応しい方です。
講演終了後は、ご当地ということで久能山東照宮を参拝。
「観光」なんだけど、神社仏閣から発せられる「光」を観る(感じる)ことでもあるそうな。
物見遊山とはチョッと違う。
霧雨の中でしたが、かえって幽玄な感じが増します。
400年にも亘り、家康公が鎮座されている神廟を撮影できるのも今の時代だから。
昨日の持続可能な発展~と、德川十八代当主の講話に加えて、このような史跡を訪れてみると、現代社会がセセコマシク感じてしまう。
日本にグローバリゼーションは向かないのではないか?。
とっても、便利で快適な現代なんだが、そのままでの持続可能は果たして・・・どうか?です。
~東照公御遺訓~
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し、急ぐべからず。
不自由を常と思へば不足なし。
心にのぞみおこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基。
怒りは敵と思へ。
勝つ事ばかり知りて負くる事を知らざれば害其の身に至る。
己を責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
人はただ身の程を知れ草の葉の 露も重きは落つるものかな
「光」を感じることができたか?。