創意工夫の料理
「台所に敗戦はなかった」 戦前・戦後をつなぐ日本食 魚柄仁之助
新聞書評で見つけて、面白そう~なので入手しました。
~家庭の料理作りを担っていた大多数の母親たちは、無謀な戦争に突入しようが、敗戦で甚大な被害を受けようが、台所に立った。
「この子らにたべさせなきゃ!」
あるものをおいしく食べる方法に知恵を絞って、胃袋を満たしていった。
台所に敗戦が入り込む隙間などなかったのだ。
飽食のいま、食料難が生んだ和食文化を食べる!~(本書カバー)
戦前・戦中や戦後間もない時期でも、サツマイモやすいとんばかり食べていたワケではなかったようです。
当時のレシピ紹介本のコピーが載っているので料理の再現可。
著者は実際にいくつかのレシピを作っています。
物資統制で食料品等が自由に入手出来なくなっても・・・、沢庵や奈良漬をはさんだ漬物のサンドウィッチ、ごまみそ・ゆずみそのサンドウィッチ。
うどんのかりん糖や干しうどんでつくるパン・ビスケット。
バナナの皮も天ぷら・フライケーキ・佃煮にして無駄にしません。
自宅でつくる「カルピス」のようなものは、乳酸菌が入っていない甘酸っぱい飲み物です。梅酢でつくったカルピスのようなものもあったようです。
黒豆コーヒー・たんぽぽコーヒーといった、今でも健康飲料として存在するものもある。
なんと!本書でレシピ紹介されていた「松葉サイダー」(1934年)は、飲んだ記憶がありますね~。
一般的だったのか!、ナツカシイ・・・というより驚き!。
松葉から出たのか?炭酸ガスのようなピリピリ感を覚えています。
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ただし、当時のレシピと本書文書が同時掲載されているので、やや読みずらいのが難点・・・。
変わり種すき焼き~とか、試してみたいレシピもありますね。
モチロン一人で食べきれる分量で・・・。
・・・さらに現実的な、食べられる野草とか小動物の調理法は載っていませんでした。
もっとも、そんなサバイバル本だったら読まなかったかもしれません。