幸せなひとりぼっち

「幸せなひとりぼっち」フレドリック・バックマン 坂本あおい訳

・・・無愛想で頑固な59歳のオーヴェ。いかめしい顔で近所の見回りを欠かさず、ルールを守らない人間には遠慮なく説教する、みなにけむたがれるタイプだ。妻に先立たれ、長年勤めた職場も辞めることになった彼は孤独な日々を送っていた。しかしある日、向かいの家に引っ越してきたにぎやかな若い一家、そして一匹の野良猫と、不本意ながら交流するはめになって・・・。(本書カバー)

映画化されている有名な作品のようですが皆目知らず。

でも、予備知識なしの方が楽しめます。

小言幸兵衛?偏屈モノ、吸い殻が捨てられているとカチン!と来るので、オーヴェの気持ちには納得できる面もありました。

クルマはサーブしか乗らないという偏狭愛国心も何となくわかる。

現代スウェーデンの強制的な福祉?や、移民の状況も感じられます。

しかし、自殺未遂を何度も繰り返したり暴力沙汰はやり過ぎです。

融通利かない頑固さが徐々にほぐれていく?のは、周囲の人間によっていじられていったから?。

自分に真っ正直で頑固、騙されることはあっても、誰かを騙すことは皆無~故に人が集まってくるのでしょうか。

オーヴェという男と、社会的適性の欠如・・・何か問題を起こしそうな予感がする各章のタイトルも秀逸です。