人間観相学について

日経紙連載「笑うルネサンス十選」(8)

ジョバンニ・バッティスタ・デッラ・ポルタ「人間観相学について」(1586年ごろ)

・・・鳥の嘴(くちばし)のように長く細い鼻先をもつ者は落ち着きがなく軽薄で、ライオンのように丸い鼻先をもつ者は豪胆、尖った鼻先をもつ者は犬のように短気である―――。・・・

顔や身体という外見と、精神や気質という内面との間に関連性を見いだす観相学(人相学)だそうです。

学問なのか占いなのか?。

ここでは、人間の顔の各部位が動物のそれと比較され、その気質や性向が対応づけられています。

・・・笑いの際には、口が大きく横へ広がり、目が細まり、頬が歪み、歯が露出するなど、通常の均整を崩す顔の変化が起こる。こうした人間の顔貌の変形はしばしば動物との類比によって理解された。笑いとは人間の顔に潜む動物的特徴が顕わになる瞬間でもあったのである。・・・

人は笑うと最も動物に近づくのか。

なるほど?でも動物は笑わない。

笑うのは人間だけのはず。