シン・関ヶ原
「シン・関ヶ原」 高橋陽介
・・・現在、われわれが知っている「関ヶ原の戦い」とは、明治期に旧帝国陸軍参謀本部が、江戸時代に編纂されたさまざまな史料を集約し、再構築したものである。そして、これをもとに「国民的作家」司馬遼太郎が創作した長編歴史小説「関ヶ原」によって、日本人の「関ヶ原像」が決定づけられ、いまも多くの人々を魅了している。しかし近年、インターネットやSNSの普及にともない、大学などに属さない在野の歴史研究家に間で一次史料の発掘と情報交換が盛んになり、さまざまな歴史の「通説」が次々に書き換えられている。なかでも関ケ原の戦いについては、本書著者らの研究によって、通説は不在ともいえる状況となっている。もはや「関ヶ原」においては、教科書に書かれていることさえ幻想にすぎないのだ。・・・(本書カバー)
天下分け目の戦いではなく、徳川家康は既に天下人で、石田三成は西軍の首謀者ではなく、小早川秀秋は戦い前に東軍側で、決して小さい合戦ではないが、東西両軍で3万人程度の軍勢の合戦だった。
徳川家康に対する宇喜多秀家・島津忠豊・島津維新・小西行長・大谷吉継らのクーデター未遂?が史実・・・?。
限られた、それも勝者側の史料が多い中で、事実?を想像しながら組み立てていくのは難しいと思います。
でも、様々な解釈があった方が歴史は楽しい。
現在の大河ドラマ「豊臣兄弟!」も現代劇みたいだ~との批判はあるが、エンタメとしては面白いと思います。
司馬「関ヶ原」も面白かった。
「通説」は無い~のために引き合いに出されますが、本書は司馬「関ヶ原」批判をしてはいない。
時代背景が「関ヶ原」を求めたのかも。
「歴史」は、利用されることもあるのでした。
