「百万石の留守居役」 波乱(一)・思惑(二) 上田秀人 著。

某書店の新古本コーナーで発見した、加賀藩が舞台の作品です。

発行日は、昨年11月と新しいのに定価の4割引きで、さらにレジで半額!になりました。

著者への印税が減るのか?ともあれ、安価で新品を購入できるのは有りがたい。

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病弱な四代将軍家綱の後継として名前が挙がったのは、なんと外様大名の加賀藩主 前田綱紀だった?。

外様潰しの策略か、親藩入りの好機か?で、加賀藩は二分されてしまうという大胆な仮説からスタートします。

仮説か史実があったかは不明だが、興味をひく見方ですね。

 

主人公 瀬能数馬と許嫁とのやり取りが現代風すぎたり、剣闘シーンの描写や人物の発する擬音?にやや違和感を感じるものの、面白く読めました。

全二巻のつもりで読んでいましたが、さまざま伏線が張られているな~。

次代将軍の件は解決しましたが続きがあるようです。

エンタテーメント歴史小説。

 

また新古本コーナーで見つけることができるか?。

 

さて、怒涛?の5月でした。

来月はゆるゆるといけるかな~。