先日(2月1日)の日経紙に米航空宇宙局(NASA)が、2030年代に目指している有人火星探査についての記事がありました。

昨年12月に試験機打ち上げに成功した宇宙船「オリオン」が、15年後~火星に向かうことになるようです。

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ワクワクする内容ですね~。

今まで読んだ火星が登場するSFが数々思い浮かびます。

そして、意外なことにオリオンに搭載されるコンピューターのCPUは、2002年設計で性能は現在のスマホより低いらしい。

過酷な環境下では性能より復旧が容易といった信頼性が求められるようです。

そういえばA・C・クラークの短編で、宇宙船のコンピューターが故障してしまい、急ごしらえで作ったソロバンを使い軌道計算をする場面があったことを思い出しました。

「彗星の中へ」

叩いて直るくらいの電気製品が主流だったノンビ~リした時代がヨカッタ?。

 

でも、実現までには予算も含めて課題は山積だそうです。

火星までの距離は最短で、55,000,000km~到着まで半年かかる。

その間必要な定員4名分の物資や大量の燃料をどうするか?。

無重力状態での飛行士の健康問題や、地上では1年間に被ばくする自然放射線を2日間で浴びてしまうこともあって、火星まで往復した飛行士は1回で引退らしい。

火星旅行はガイドなし。

なりたくてもなれない。

現実は小説のようには行かないのでした。

 

また「オリオン」といえば「2001年宇宙の旅」に登場の「オリオン号」が有名。

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1968年に想像した2001年では、人類は木星圏にまで到達していたのにな~。

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日経紙の記事だけに、現実を踏まえつつ、大人も壮大な夢を見ましょう!かな。