「雪国」 川端康成

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった・・・で始まる、とても有名なノーベル文学賞の受賞対象作品。

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それなのに未読でした。

このような作品はタクサンあります。

 

時代背景は昭和20年代半ばくらいの新潟県湯沢温泉だと思われます。

薄暗い冬の夕刻~が小説の主な舞台かと思いましたが、初夏の場面もありサワヤかな高原をイメージ。

しかし、かえって、その場面が雪国の閉鎖感を際立させているようにも感じます。

 

登場人物のこころの奥を想像しながら読んだのですが、とても不可解・不思議な作品でした。

優柔不断のいい加減な主人公が、逗留した温泉場の芸者に振り回されている物語・・・にしか思えなかったのですが。

こんな感想を持ったらイカンのですけどね。

読み手に教養の有無と深さが求められるのか~。

 

文学賞を受賞する作品はいずれも難解です。