「英語の帝国」ある島国の言語の1500年史  平田雅博

新聞書評で見つけて読んでみたのだが・・・時間がかかったうえに難解でした。

 

・・・立身のために子どもへの英語教育を熱望したウェールズの親たち、アイルランド人のナショナリズムと英語への抵抗、アフリカでのキリスト教と一体化した「英語帝国主義」。そして、日本英語教育の始まりと、森有礼の「日本語廃止論」の真相を解明する。(本書カバー裏面)

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 タイトルにある「ある島国」とは、ブリテン諸島。

・・・後に英語と称されることになる言語は、五世紀に海を越えてやってきたゲルマン人によってイングランドにもたらされた。・・・(序章「英語の帝国」とは何か)

イギリスでは昔から英語が話されていた~と単純に思っていたが、「ウェールズ語」「コーンウォール語」「ブルトン語」「スコットランド・ゲール語」「アイルランド・ゲール語」・・・と「英語」以前の言語があったらしい。

支配層が「英語」を使うので、仕事を得るため、また支配層に近づくために「英語」を学ぶ必要があったようです。

英語が通じるということは、かつての植民地。(他の言語もあるが。)

「ある島国」とは日本のことでもある?。

 

 

英語の話だが、日本国内でもかつては、さまざまな言語があったでは?。

漢字は大陸からもたらされた文字。

消え去ってしまった言語や、方言という名で日本語に組み込まれてしまっている言語も。

 

金沢弁ちゅうもんを大事にせんといかんがやな~。