「SHOE DOG」靴にすべてを。 フィル・ナイト 大田黒泰之 訳

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「SHOE DOG」とは、シューズ(企画・生産・販売等)の為なら、とても貪欲になる人物~そのまま言うと、シューズ・バカ?だと理解。

書評でも紹介されていたし、ベストセラーだし、スニーカー好きだし~ということで読みました。

世界最高のスポーツメーカー、ナイキの創業者・・・本書中の著者フィル・ナイトの紹介文が再考~いや最高!と言い切っている点に注目してしまいます。(ヨイショしてる?。)

フィル・ナイトが、商社ブルーリボン・スポーツを創業し、「オニツカ・タイガー」のシューズを取り扱っていたのは知っていたが、その交渉経過や後に起こるイザコザ?は興味深いし、かなり驚き!です。

リンバーアップか・・・なつかしいオニツカ・タイガーのトレーニングシューズの響き。

メーカーとなってからのナイキブランドのシューズ名も、コルテッツ、ワッフルトレーナー、LD1000(ランニング・トレーニングシューズ)なつかし過ぎる・・・。

 

ネットで、その姿を見て思い出しながら読み進めます。

でも、この辺りの内容についてこれる読者は、何人いらっしゃるでしょうか・・・?。

物欲がふつふつと湧いてくるが・・・画像と同じ当時のモノは無い。

復刻版があるモノもあるが、魅力を感じないなー。

なつかしさの中にも、最初のエアソールシューズのテイルウィンドが欠陥商品だったというオチにも驚くのでした。

 

 

「靴を履いた兵士は兵士でしかない。だがブーツを履けば戦士になる」・・・パットン将軍

「ルールを守ったことでなく、ルールを破ったことが人々の記憶に残る」・・・マッカーサー

本書で紹介される、このようなコメントからも分かるように、フィル・ナイトは常に戦いの渦中にあった。

 

ベンチャースピリッツあふれる~アメリカンドリーム話でもあるが、この本はシューズマニア向けではないですか?。