「テンプル騎士団」 佐藤賢一

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・・・十二世紀初頭に誕生した「テンプル騎士団」は、もともとエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立された。しかしその後、軍事力、政治力、経済力すべてを持ち合わせた超国家組織に変貌を遂げる。彼らは、後世に影響を与えた数々の画期的な制度(管区、支部といった巨大ネットワークを張り巡らせる組織作り、指揮命令系統の明確な自前の常備軍、銀行業の始まりともいわれる財務管理システムなど)を形成した。・・・(本書カバー)

 

そもそも、テンプル騎士団創設に至った原因である「十字軍」がよく理解できない。

400年近くも戦い続ける意味がワカラナイ。

それだけ宗教関連の戦いは根幹が深いのか?。

現在までも続いているともいえるが~。

 

また、傭兵の概念は当時からあったのですね。

契約期間が過ぎれば、戦いの途中でも引き上げて、場合によっては先ほどまで敵だった側についてしまうという状況もあったらしい。

御恩と奉公~日本的な武士と騎士の大きな違い。(すべてがそうでは無いようですが。)

 

騎士団・・・ヒーロー的なイメージを持ちます。

実際に軍事力・経済力・広範囲ネットワークを併せ持ち、当時の国々(現在の国家感とは違う)からも、頼りにされた。

困りごとはテンプル騎士団へ?。

 

ジェダイの騎士を引き合いに出す等、オモシロク興味深く読めましたが~マスマス、十字軍が分からなくなりました・・・。