刀の手入れをするから来い・・・と、親父から電話がありました。
実家に日本刀があるのは知っていたが、手入れするのは見たこと無かったな・・・。

基本、年に春と秋の2回行う。
ティッシュペーパーで刀の古い油を拭き取る。
その後、布(専用のもの?)に刀剣用油を含ませて全体を拭う。

ここまでは忘備録的に。

柄の部分を取ることもあるが今回は行わず。
久しぶりに鞘から抜かれた刀を見ました。
輝きが美しくもあり・・・正直・・・恐ろしい。
ズシリ・・・と重い。
鍔を外してあるから、なおさら迫力?怖さを感じたのかもしれない。

博物館等で見るのとは距離感が違います。
手にして間近で見ると確かに美しい。
そして、吸い込まれるような深みを感じる。
同じ刃物だが包丁のような道具ではなく、これは武器。
たとえ所有していたとしても気軽に手にするものではない。

心に何かある時に手にして、その輝きを見ることがあるのだろうか。
その時何を思うのか。

手入れ・・・の名を借りた精神修養でした。