日経紙連載「犬と日本人 十選」(2) 俵屋宗達「狗を抱く童子図」

・・・唐子と呼ばれた中国風の服を着た子どもがイヌを抱きかかえ、両手で足をしっかり握っている。独自の技法を駆使したリアルな画面構成だ。・・・

 

しゃがんだ子供は、ひざ上にイヌを乗せて両脇に抱えて前足をつかんでいる~と思われます。

前足だけつかんでいたら、動物虐待?にも見える。

絵のイヌは、あばれているようには見えないので良かった。

 

本文中に、俵屋宗達は石川県内出身とありました。

リンク先のウィキペディアには、宝円寺(金沢市)に墓石があるとの表記もあり、驚いています。(伝承)

加賀藩とは、何らかの所縁があったのですね。

 

本題は「狗」とありますが、文中は「イヌ」となっています。

「犬」でもいいのに「イヌ」。

「狗」は矮小な存在な感じがします(ネガティブ感)。

また、絵をジッと見ていると、子どもの大きさと、犬の身体の割には手足が太いことから想像して、やや大型犬の子犬かもしれない。

「子犬」「犬」と書くより「イヌ」と表した方が、身体の大きさの幅が広がるような・・・。

 

キョトン~とした「イヌ」の表情が愛らしい(童子より・・・)。