「ドラッカー365の金言」11月9日 ~ 短期と長期 「未来は望めば起こるわけではない」

 

・・・未来を築くには、今決定を行わなければならない。リスクを負い、行動しなければならない。資源を割り当てなければならない。とくに人材を割り当てなければならない。仕事をしなければならない。

長期は短期の決定によってつくられる。したがって、長期が短期に組み込まれず、しかも短期を基礎にしていなければ、いかに精巧な決定であっても無駄な作業に終わる。逆に短期が長期に位置づけられていなければ、決定はその場しのぎ、当てずっぽう、間違いとなる。何が短期で、何が長期かは時間では決められない。数か月で行えても短期ではない。問題はどれだけの期間、影響を与えるかである。

今日のトレンドを単純に引き伸ばしたり、今日の製品、サービス、市場、技術が明日のそれであると仮定したり、資源とエネルギーを昨日の防衛に使ってはならない。・・・

『マネジメント ー 課題、責任、実践』

 

ドキリ!とする、気持ちが引き締まる金言。

「短期」の連続が「長期」です。

当たり前のこと~のように捉えがちだが、かなりシビアな内容。

過去を振り返ってみてどうだったか?現在の立ち位置~そして未来は?。

 

目先のことばかりに目が行っている・・・。

 

本書を開きだして10年あまりになるが、この項を見落としていました。

仮に見ていたとしても、響かなかったのだと思う。

気付くべくして、気が付いたのでしょう。

このタイミングで良かった。