「リボルバー」 原田マハ

・・・パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。だが持ち主は得体の知れない女性。なぜ彼女の元に?リボルバーの真贋は?調べを進めるうち、冴はゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく。・・・(本書カバー)

 

本書のベース?になった事実として、ゴッホが自殺に使ったとされるリボルバーは、2019年6月19日、パリの競売会社オークション・アートによって競売にかけられ、約16万ユーロ(約2千万円)で落札された~といいます。

本書では・・・ネタバレなので。(真贋含め・・・)

 

ハラハラ、ドキドキ~は、無かったが、作中に登場するゴッホとゴーギャンの絵画をネットで検索しながら読み進めます。

タイトルと絵画が一致したり、マッタク知らなかった絵画に触れることができました。

同時にオルセー美術館やパリの街並みを歩き回っているようなツーリズム錯覚も。

 

やや話が出木杉?の気もしましたが、名画に触れることで心が豊かになったような気がします。

叶うならばモニター越しではなくて本物を見てみたい!。