近隣の坂や階段に注目していますが、パレットにも屋上駐車場へ上がる坂(スロープ)がありました・・・。(降りスロープもです。)

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パレットの坂の上・・・と雲があって・・・ということで(かなりこじ付け)・・・

「・・・このながい物語は、その日本史上類のない幸福な楽天家たちの物語である。やがて彼らは日露戦争という、とほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう・・・。」
~ 「坂の上の雲」 あとがき 一 より抜粋 ~

この坂(スロープ)は短いのでアッという間に上りきってしまいますが、「坂の上の雲」の坂は、ひたすらに上り続けるモノだったと思います。(追いつき追い越せ!)

小説では、戦闘を中断して戦死者を弔いあうシーンが印象に残っています。武士と騎士が互いの道に則って戦っていた時代だったのでしょうか?。(実際は、日露とも農民兵だったらしい。)

小説の登場人物(楽天家たち)の方々は、輝いた雲(未来)をみつめていたのですが、坂の延長にある約100年後の現在を見たならば~どのような感想を持ったのだらうか?。