「街場の共同体論」 内田 樹

「街場の~」シリーズや著者の作品は、一見読みやすいが・・・難しい。

本書もサラサラ~と読めたのですが、内容はとても奥深く再読の必要あり。

 

まえがき~に結論が書かれている?ような気もする・・・。

~家族論、地域共同体論、教育論、コミュニケーション論、師弟論など、「人と人の結びつき」のありかたについて、あれこれと論じておりますが、言いたいことは簡単といえば簡単で・・・

「おとなになりましょう」

「常識的に考えましょう」

「古いものをやたら捨てずに、使えるものは使いのばしましょう」

といった「当たり前のこと」に帰着します。~

しかし、「当たり前のこと」が通じない世の中になりつつある・・・。

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「アンサング・ヒーロー」や「歩哨」に例えられる人々や、その考え方は本書にも登場します。

著者のいう「当たり前のこと」が出来る人々が、現在は減っている危機感が貫かれている。

 

さて、アッという間だった怒涛?の8月進行も本日まで、明日からは新たに怒涛~の9月進行か?

 

~まあ、そんなカリカリしないで、ゆっくりお茶でも飲みながら考えましょう~。