4年前の3月11日午後3時の少し前は事務所内で来客があり、打ち合わせ中でした。

突然!床が振動しガタガタし出したが、やがて収まる。

「地震・・・やや大きいな。」

直ぐに見回りするも、幸い館内は停電も無く、外線電話も通じ、建物本体と各店とも特に異常なし。

ヤレヤレ~と思い、午後4時開始の金沢大学構内での講演会へ向かったのでした。

途中、ラジオで地震情報を聞きながら向かうが、徐々に地震被害が大きくなっていく・・・。

講演会場でも地震の話題で持ちきりです。

講演も終了し、懇親会会場へ移動した午後6時半頃から、他の参加者の携帯電話がアチコチで鳴り出しました。

首都圏に営業拠点があったり、社員が出張している事業所の方々が、慌てた様子で電話応対しています。

まだ報道されていない首都圏での深刻な状況が聞こえてくる。

早退者続出の懇親会となりました。

幹事の役割があったので最後までいましたが・・・帰宅時の繁華街がガラガラだったことを鮮明に思い出せます。

 

その後の、耳を疑うような原発事故報道では背筋が寒くなった。

金沢という比較的遠隔地であっても感じられた、あのゾッとする感覚は今でも忘れられない。

それが被災地に近い場所だと・・・。

 

4年後の現在。

当時、感じた気持ちを忘れないように持ち続けています。

 

震源地周辺の直接被害は、自分には直接の影響はない・・・という自分本位の考え。

そして、原発事故の影響は、自分にも降りかかるかもしれない・・・というのも自分本位の考え。