「小僧の神様・城の崎にて」 志賀直哉

「城の崎にて」は、教科書で取り上げられていた?かもしれないが、つくづく~今まで何にも読んでいないな~を実感。

 

あらためて読んでみると、のんび~りとした紀行文に非ず、小動物(この場合はネズミ)虐待内容です。

他の作品でも捕まえたネコを閉じ込めておくことがあったり、人も含め生き物の生死関わる内容が目立ちます。

それだけ、作品が描かれた当時は「死」がとても身近にあった。

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「小僧の神様」はエエかっこしィの話だし、全編を通して、男と女の煮え切らないドロドロ話ばかり・・・との感想を持ったのは文学作品への失礼にあたるでしょうか?。

単に読解力が無いだけかもしれないが・・・。

しかし、その中で、現世ではギクシャクしているが来世ではオシドリ夫婦になるべく、オシドリに生まれ変わった良人(おっと)が、キツネに生まれ変わった細君に食べられてしまう「転生」は、教訓?となるような・・・ブラックユーモア満載。

 

気をつけませう。