「内閣情報調査室」 今井 良

 

官邸機能強化と特定秘密保護法成立に伴い、大幅に権限を拡大し存在感を強めている官邸直轄の情報機関「内閣情報調査室」。

国内・国際・経済・総務の4部門から成る内閣情報調査室の約250人のスパイたちは国内外のあらゆる情報を日々積み上げて、わずか数ページのペーパーに落とし込む。

そのインテリジェンスは日本のトップの判断材料たり得るものばかりだ。・・・(プロローグ)

 

初めて知りましたが、似たような存在に次の組織もあります。

公安警察・・・国益に関わる組織犯罪を摘発!。

「追尾」「秘撮」「秘聴」「視察拠点設置」と呼ばれる独特の手法を用いて、対象となる個人、組織への「基礎調査」を徹底して行うのだ。住所・氏名はもちろん、勤務先、交友関係、趣味嗜好、果てはよく利用する飲食店など、対象者を丸裸にする・・・。

公安調査庁・・・公安警察のように強制捜査権は持たないが、破防法の団体規制を請求するための調査権が与えられている・・・。

 

それぞれ人的交流はあるようだが、組織の存在価値を高めるため、互いにスパイ?し合っているようです。

まとまれば強大な防諜組織になる!かも?。

 

ハリウッド映画のようなド派手なアクションはないが、日本国内でも潜伏活動等のスパイ合戦が日常的に行われて、得られたインテリジェンスは、時々の政治・外交・経済・治安の判断や対応に使われているようです。

情報収集だけでなくマスコミを使っての世論誘導も?。

一般国民の日常生活の足元や上層では、平凡な生活を維持するために(多分・・・)エージェントが暗躍~~活躍しているのでした。

以前話題になったスノーデン・ファイルの世界。

有り難いような・・・オソロシイような・・・。