「民俗学」 宮田登

書店散策中に発見した本です。

・・・ハレとケ、山民、カミとホトケ、ケガレ、女性と子ども・・・・。人々の営みを学として探究するための最重要事項を、初歩から核心まで明快平易に講義。近世の萌芽から柳田国男、南方熊楠、折口信夫らに至る研究史をふまえ、さらには都市の民俗などアクチュアルな学問としての可能性を展望する。・・・(本書カバー)

 

なぜ、こういう分野に興味があるのか?。

お正月~節分~現在でも残る昔からの風習・習慣がイベント、レジャー化して本来の意味が薄まっている。

おとぎ話~昔話も見聞きする機会が減っています。

辛うじて、本来の意味を実際に経験しているであろう(かなり怪しいものだが~)世代の一人として、復習と確認をすることもいいのではないか?との思いがあります。

そして、民俗学の中には、世界中の人類史の一端も垣間見えるところが、ミステリアスで謎解きっぽくて楽しい。(世界中に類似の風習や言い伝えがあるところ)

渡来仏教も固有の民俗と融合して、「日本仏教」となった。

 

民俗は昔のものではなく、現在もこれからも引き継がれ変化していく・・・本書ではネット社会には触れられていないが、民俗とネットが絡んでくるとどうなっていくのだろうか?。

破壊?再構築?。

そして新たな流れが萌芽しているかも。