「ニセの自分」で生きています 心理学から考える虚栄心 稲垣智則

・・・自分が想定している自分像が「現実の自分」から遊離し、「思ったよりダサい」自分を確認したくなくなる。その上、「自分で自分を嫌悪しているのだから、よし」と、さらに「現実の自分」の姿を見ることを避ける。その基礎にあるのが「虚栄心」なのである。(本書帯)

 

証明写真、集合撮影といった公的・大勢に見られる写真を始め~日常的にスマホカメラで画像を撮ったり、撮られたりする機会が多いです。

その際は、自分で思うところの「キメ顔」で。

SNS上は「他者からこう思われたい」という理想像が溢れている「キメ顔」コミュニケーション。

 

自分も見栄を張らなくてもイイよ~そして相手の虚栄心もわかってあげてください・・・著者は語ります。

わかっちゃいるけど・・・それが社会生活を営むということなのか。

大学生あたりが読者層の主対象のようです。

SNS絡みやコロナ禍で何かとあった世代ということも。