「やりなおし世界文学」 津村記久子

・・・ギャツビーって誰?名前だけは知っていた あの名作、実はこんなお話だったとは!・・・(本書帯)

 

名作(!)の選抜基準は不明ながら、古今東西の文学92作が紹介されています。

何作か既読作品がありまして~思い出しながら読み進める。(忘却の彼方)

「華麗なるギャツビー」はそうですねー。

ギャツビーは、たしかにおぼろげなイメージしか持っていなかった。

名作なのでネタバレ~というか、多くの方が知っているため、何回読んでも、その都度新しい理解と発見があるかと。(だから名作)

未読作が圧倒的に多いが、読んでみたくなった作品もありました。

世界文学への入門講座です。

それにしても、知らないことの多さを痛感・・・。

 

・・・本書は、文学の教養がまったくない人間が、数年にわたって月に一回、自分がどうも文学らしいと思っている本の感想の記録だと考えていただけるとありがたいです。文学に詳しい方からしたら、何も知らない人間がバカみたいに好きなことを書いていて本当に腹立たしいのではないかと心配しています。・・・(あとがき)