「日本の動物絵画史」 金子信久

・・・本書は、古代から近代までの日本の動物絵画の歴史を記した一冊である。「日本の動物絵画史」とは。一見、平凡なテーマに思えるかもしれない。しかし、本書に収めた図版を見るだけでもわかるように、一つの国でこんなにも色々な動物の絵が描かれたということは、間違いなく日本の特徴である。少し大袈裟に言えば、「日本の動物絵画史」という一冊の楽しい本を作れること自体が、世界的に見て非凡、特別なことなのである。・・・(はじめに)

 

奇想の系譜」を連想し、タイトル買い?でした。

 

「鳥獣戯画」「猿図(牧谿)」「象と鯨図屏風(伊藤若冲)」「白象黒牛図屛風(長沢蘆雪)」・・・始めとする、有名な動物絵画が多く登場します。

図版を見るだけでも楽しい。(ホントに見るだけだったり・・・)

それぞれが描かれた当時は、一部の人々しか見ることが出来なかった動物絵画の数々。

現代でも、この実物を見る機会は少ないが、このような図録やネットでは、いつでも見ることが出来ます。

「可愛い」の原点でしょう。

 

色んなことが起きている現在~ゆるかったり、愛らしくデフォルメ?された動物多いので気が休まります。(脱力系)