グリム・イソップ・日本昔話「人生に効く寓話」 池上彰 佐藤優

・・・童話の数々は、洋の東西を問わず、時代を問わず読み継がれてきました。その多くは勧善懲悪ものです。「悪いことをすると、必ず後でしっぺ返しがありますよ」と私たちに教えます。こうした童話を通して、私たちの倫理観が形成されたように思えます。ところが、大人になってから読み返してみると、「これはどういう意味だろう」と首をかしげる内容のものも少なくないのです。要は勧善懲悪になっていなかったりするのです。では、現代の私たちは、こうした童話からどのような「教訓」を読み解けばいいのか。そんな問題提起を佐藤優氏から受け、実現したのが本書です。・・・(はじめに)

 

池上彰・佐藤優コンビの新解釈?なグリム童話・イソップ物語・日本昔話、そして著明な小説~。

軽~く読めるが、中身はかなりシリアスだったりします。

本当は怖い昔話~再び。

ずっと語り継がれる物語には、人間の根幹が内包されている??。

単純明快に見えて実は、さらに奥が深い。

ニヒリズムに対抗する~決して子ども向けの内容ではありません。

本書ではサラッ~と書かれているが「ニヒリズム」って難解です。

そして、メディアに登場し目立っているニヒリストの存在が書かれていますが誰でしょう。

○○○○かな?△△△△か?と思ったり。