「幸福の増税論」~財政は誰のために  井手英策

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・・・税を語れば、うとまれ、きらわれる。だが、それでも僕は、税や財政のしくみをかえることで、これからの日本、社会がどうかわれるかを語り尽くしたい。

誤解しないでほしい。僕は、財政破綻の恐怖をあおり、人びとをおののかせることで、増税をせまる「財政再建至上主義者」ではない。僕が語るのは、財政がすべての命とくらしを保障する社会、そのための痛みを分ちあいをよしとする人間たちの未来だ。「はじめに」より・・・

 

勤勉にはたらき、倹約にはげむ~働かざる者食うべからず。

基本的な考え方で当たり前だと思っています。

 

医療・介護・教育・子育て・障がい者福祉~「サービス」について、所得制限をはずし、できるだけ多くの人たちを受益者にする。=「ベーシック・サービス」

同時に、できるだけ幅ひろい人たちが税という痛みを分ちあう財政へと転換する。(P.83~84)

 

・・・「ベーシック・インカム」ともバラマキとも違うというが、イマイチ理解できない。

理想社会の手段のような気もするがどうなのだろう?。

社会主義?共産主義?を目指すのか?。

増税によるヒト・モノ・カネの海外逃避の可能性もある。

考え方としては興味深かったが評価が分かれる内容かと~要再読。

でも、税の必要性は理解できます。