昨日は、高速道路の渋滞を気にしながら、岐阜県にある「土岐プレミアムアウトレット」へチャベチャベと行ってまいりました。(視察も兼ねて・・・2度目の訪問です。)心配した程の渋滞も無く、天候にも恵まれて無事に到着。ただし、駐車場は第7駐車場と、かなり遠方でしたが・・・。モールに隣接している駐車場に割と空きスペースがあったのを歩いて行く途中で気付きました。交通誘導のスタッフが少ないように感じていたので、このようなことが起きたのでしょうか?。それともプレミアムモールだけに、プレミアムなお客様用に、空けてあったのでしょうか?。

以前も感じましたが、モール内は不景気?自粛?はどこの話?というくらいの人出と活気です。観光地化されていることもあるでしょうが、消費意欲はここでは旺盛です。モール内は石畳調の通路や、公園風の噴水や植栽で高級商店街を装っています。オープンエアの解放感と、プレミアムブランドが安価で販売されているという雰囲気が、来場されたお客様の気持ちを高揚させて、購買へと誘う(いざなう)のでしょう。テーマパーク内を歩いているよう非日常感覚と、他の人がいろいろと買物をしている風景を見ると「チョット覘いてみようかな~。」という気持ちになってしまいます。もともと、殆んどのお客様が買い物目的で来場しているので、相乗効果でさらに意欲が増すのでしょう。

このようなアウトレットモールが成立するには、大都市圏(人口300~400万人以上)が近くにあり主要幹線道路に隣接した広大な場所が必要だといいます。今回、訪れたモールは付近に名古屋圏という膨大な人口が存在し、名神高速道等の主要高速道路からのアクセスが可能です。元は工業団地のために造成した広大な土地があったのでしょうか、付近に住宅もあまりなく道路だけが目立つ場所でした。

で、今回、訪れたモールは、土岐という場所には存在していますが、来場された方々は買い物等の目的を果たすとサッと高速道路へ車を乗り入れ、帰路や他の目的地へ移動してしまうのが殆んどなのではないか?と感じました。(筆者もモチロンそうでした。)「まち」としては、施設で働く人たちの雇用や、施設にまつわる税金・公共料金等の実入りがあるでしょう。でも、せっかく、アウトレットモールというスゴイ集客力のある施設が在りながら、「まち」を訪れた人たちがモールへしか行かないとなると、「まち」や地域の魅力が伝わらないことになり、非常にもったいない気がします。

施設内で全て買い物・食事・観光が完結してしまうというのは、かつての温泉地の大温泉旅館が連想されます。単純に比較できませんが、やがて、お客様の嗜好変化とともに盛況を極めていると思われるアウトレットモールも温泉旅館と同じ道をたどることもあるのでしょうか・・・?。

また以前、「軽井沢プリンスショッピングプラザ」を訪れたことがあります。ここは、もともと軽井沢という人々が住む「まち」と保養地・観光地の中に巨大なアウトレットモールが存在し、独特の地域特性はありますが、地域とモールの融合が図られていると感じました。

と、またムタムタと思っています。

で、話はまた、ガラっと変わりましてまたまたWikipediaの引用です。

<愛宕百韻の真相>

愛宕百韻とは、光秀が本能寺の変を起こす前に京都愛宕山愛宕神社)で開催した連歌会のことである。

光秀の発句「時は今 雨が下しる 五月哉」をもとに、この連歌会で光秀は謀反の思いを表したとする説がある。「時」を「土岐」、「雨が下しる」を「天が下知る」の寓意であるとし、「土岐氏の一族の出身であるこの光秀が、天下に号令する」という意味合いを込めた句であるとしている。

土岐という地名は平安時代へも遡れるといいます。この説のような解釈もできるということなので、真相は分かりませんが、五月晴れの日に訪れることができた「土岐」という地名に歴史ロマンを感じます。 ムタムタなおあんサン ~談~