「見えない絶景」深海底巨大地形 藤岡換太郎

・・・どうしてこんなものができたのか? 地球を2周する長さの巨大山脈、エベレストを呑み込む深さの海溝、日本列島の数倍もある台地、海底総面積の30%を占める大平原、月の直径よりも大きい大断層・・・想像を絶する巨大地形たちから、地球の「本当の顔」が見えてくる!・・・(本書カバー)

 

もし~地球上の海がなくなったとしたら・・・地球は高低差1万メートル以上の凸凹と平面が同居する惑星・・・。

もっとも海がなくなるということは、地球上の生命がほぼ全滅する状況下だが。

 

地球が出来て46億年経過しているが、現在でも我々の足元~地球の中心部では、地球の自転や重力で信じられない高温(2,000度~6,000度!)高圧で、生成物が流動化している?。

マントルと呼ばれる物質が対流し地殻を押し上げたり、沈下させたり。

地殻が沈下している部分が「海溝」で、やがて地殻はマントル対流にのみ込まれて流動し、気の遠くなるような長い時間をかけ、火山活動等で再び地殻として現れる~らしい。

人類文明も果てしなく遠い将来に、地球の中に回収?されドロドロになるのか。

その薄氷のような地殻に生命が乗っかているのが地球・・・。

昨日、取り上げた「人は地球の上で生きている」~を、ありありと感じます。

 

想像を絶するダイナミックな海底地形の下では、それらを生み出す、さらに~さらにダイナミックな存在があり、地球自体は46億年かけて成り立った。

さらにもっと以前~138億年前の宇宙創成にまで・・・地形の話は、宇宙に拡がるのでした。

 

地上で起きていることは~人間にとっては大事件だが、地球規模でみると普通に起こっていることなのか。

 

とにかくスケールが大き過ぎて、架空話のようにも感じたが(見えない絶景~だけに)、気持ちもスケールアップできたかも?。

 

6月は、大きな気持ち?でスタート!。