日経紙連載「日本史のネコ」十選(7)

「足利将軍若宮八幡宮参詣絵巻」

・・・源頼義が邸内に八幡神を勧請したことに由来する若宮八幡宮は足利将軍の崇敬も篤かった。その参拝の様子を描いた絵巻は、六条左女牛八幡宮などと呼ばれた往時の境内を知る絵画史料でもある。

築地塀で囲まれた一郭には「公文所」と注記され、現地で運営実務が行われた建物だろう。その縁側で扇(中啓)を持った子ども(稚児)が、猫をあやしながら近づこうとしている。・・・

画像のネコは赤い首輪と紐で柱に結ばれています。

ここにも大事な大事な、おネコ様がいる。

コミカルな人物(稚児?)と相まっておネコ様の愛らしさを引き立てているようにも見えます。

しかし~仕事場(公文所)にいるネコの存在意味はなんだろうか?ネズミ退治?純粋にペット?茶トラのチャトラン。

それにしても、楽しそうな?絵巻です。