敦盛塚から、しばらく移動~五色塚古墳へ。

4世紀末から5世紀初め築造されたとされる前方後円墳で、昭和50年代に復元整備されて現在に至る。

なぜか?以前から古墳が好きで、以前に訪れた石舞台古墳では舞い上がっていました。

平野部に樹木がこんもりと密集している光景を見ると、あの小山は古墳では?と目を凝らしてしまいます。

 

古墳の全面に葺石が施され円筒埴輪がおかれた姿が目の前に・・・思わず円墳部の頂まで続く階段を駆け上りたくなる衝動?をこらえ、古墳管理事務所で見学手続き(見学料かかりません!)。

外周を歩き円墳部の頂から方墳部を眺める・・・こんなにも巨大な構築物が、4世紀~5世紀にかけて造られたのか~感激!。( ;∀;)

明石海峡が目前に迫るこの場所は、古代から交通の要所だったのです。

海峡を通る船から見える五色塚古墳の威容は、当地のランドマークとなったのだろうなー。

 

でも、これだけの古墳を造る力がありながら、被葬者はわからない。

また、復元前の古墳一帯は松林や畑になっていたといいます。

強大な力を誇った古代の権力者も、時の流れとともにやがて忘れ去られてしまった・・・。

時代を超えた平家物語の諸行無常~盛者必衰~の世界観がここにも。