「未来の地図帳」人口減少日本で各地に起きること  河合雅司

約1年前に読んだ「未来の年表」「未来の年表2」の続編は地図帳。

少子高齢化は、47都道府県一様に影響を及ぼすのではなく、地域によって、かなり差があるようです。

2040年の金沢市人口は2015年比で10%内の減少のようだが、能登や加賀~周辺自治体から移住が多いため、その地域の過疎化が著しい。

意図しないのにコンパクトシティー化?に向かっている。

そして、日本全国から人が集まる首都圏といえども2045年には高齢化が進み、安閑とはしていられない・・・。

7月18日記事を書いていた時に、本書を読んでいたこともあり切実なリアルを感じる。

 

・・・人口が激減していくのだから、運営が厳しくなる市区町村が相次ぐであろうことは否定できない。だがしかし、仮に自治体が ”消滅” したとしても、その地で暮らす人々が突如蒸発するように消えていなくなるわけではない。

こうした現実が横たわっている以上、人口が減っても暮らせるよう、住民が互いに助け合う「拠点」を一つでも残していく方策を考えていくしかない。そのためには、人々の暮らしもビジネススタイルも、すべてをコンパクトでスマートなものに作り替えていく必要がある。・・・(P.215)

 

「戦略的に縮む」・・・意味としては理解できるが、実現には課題がたくさん。

時間も限られています。

 

ビッグイベントを否定するワケではないが、オリンピック~万博より、優先すべき課題として何年も前からわかっていたはずなのに・・・。