月別アーカイブ: 2024年2月
大人が歌えば子供が笛吹く
2024年2月14日 ブログ
2月9日の日経紙朝刊「寓意画をよむ」十選(6)
ヤン・ステーン「大人が歌えば子供が笛吹く」
・・・老夫婦、中年夫婦、若夫婦とその子供など、4世代にわたる楽しげな家族団欒図と見える。右の少年にパイプを吸わせている男はステーン自身、左端でワイン・グラスを手にどっかり腰を下ろした女性は彼の妻、他にも自分の家族をモデルにしたと伝えられている。・・・
子供は大人の真似をする~飲酒や喫煙を伴うどんちゃん騒ぎ?も次世代に継承される。
どんちゃん騒ぎは悪いことではなくて、たくましく陽気で機知(ウィット)に富んだ人々の姿が描かれているようです。
教訓めいた寓意画かと思っていたが、日々を楽しむことは大事!ということか。
ボランティア(一応)
2024年2月13日 ブログ
金沢市泉本町倉庫内で、災害救援物資仕分け作業ボランティア活動。
と言っても午前中だけなんですが・・・。
微力でも何かしら出来ることを~の気持ちばかり。
現在は、大型トラックでの物資受け入れは金沢港の施設に移り、本倉庫では中型トラック~市民からの物資受入れが主体のようです。
モチロン受入ればかりではなく、ここから物資を積み込んで被災地や避難所へ向かう車輌も。
金沢市の担当者さんも、毎日、同様の説明ばかりでお疲れでしょう。
本来の業務もあるのにもかかわらず。
物資の中継地よりも避難所現地の方が置き場所、仕分け方、ダンボール箱等の廃棄物の処理で大変かと。
行政の担当者や現地ボランティアをされる方には頭が下がります。
泉本町倉庫~本来は穀物の備蓄倉庫だったようで貨物列車用のレール跡が残る、ある意味歴史的建造物です。
このような機会でないと立ち入ることはなかった。(イイ・ワルイは、別にして・・・。)
硝子戸の中
2024年2月12日 ブログ
「硝子戸の中」 夏目漱石
・・・硝子戸の中(うち)から外を見渡すと、霜除をした芭蕉だの、赤い実の結(な)った梅もどきの枝だの、無遠慮に直立した電信柱だのがすぐ眼に着くが、その他にこれと云って数え立てる程のものは殆んど視線に入って来ない。書斎にいる私の眼界は極めて単調でそうして又極めて狭いのである。・・・(冒頭部分)
夏目漱石邸(現在の新宿区早稲田南町)での大正4年初頭~春ごろの出来事を綴ったエッセイ集。
当時は個人情報管理が緩かった(無かった?)ので、有名人である夏目漱石宛には、自ら身の上を小説にして~だの、作品を評価して~といった依頼が多くあったようです。
中にはゴシップ?内容もあったりしますが、ある意味?大らかで、いい時代だったのかも。
現代より時間がのんびり~と流れていくような、文豪たちが活躍した時代の感覚が好きです。
でも、こうやって時代の流れに乗れず次第に取り残されて行くのか・・・自分?。
「硝子戸の中」は思い出の場所。
・・・家も心もひっそりとしたうちに、私は硝子戸を開け放って、静かな春の光に包まれながら、恍惚(うっとり)とこの稿を書き終るのである。そうした後で、私は一寸肱(ひじ)を曲げて、この縁側にひと眠り眠る積である。・・・(P.121)
女占い師
2024年2月11日 ブログ
2月8日の日経紙朝刊「寓意画をよむ」十選(5)
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「女占い師」
・・・中央にいる黒い帽子を被った青年が、4人の女性に取り囲まれている。占い師の老女が若者に運命を告げながら、硬貨を受け取ったところ。確かにそんな場面だが、どうも女性たちの目の動きがあやしい。・・・
無防備でうぶな青年が、詐欺師の手練手管で騙される危険への、戒めという教訓の寓意を持つ風俗画でした。
どこかで見たことあるような絵だな・・・と思っていたら、同作者を2012年2月17日付記事に取り上げていました。(12年前!)
なつかしいような~、果たして教訓に学んでいるか?騙されてはいないか?と思ってみたり・・・。
ジュゼッペ・アルチンボルド
2024年2月9日 ブログ
2月7日の日経紙朝刊「寓意画をよむ」十選(4)で取り上げられていました。
ジュゼッペ・アルチンボルド「四季:秋」
野菜や果実の寄せ集めで人物を作り上げる奇想の画家。
何故、秋なのか?寓意画は難しい。
身体は食べ物で出来ているんだよ・・・の寓意なのか。
飽食~と言われている現代で、アルチンボルド風の人物画を描くとどのような姿になるのでしょう?。
季節感もなく無機質になるのでしょうか。
興味本位で、PCのAIコンパニオンに画像を作ってもらったら・・・グロテスク?なんか違います。
これが寓意なのかもしれない。
戸別訪問キタ
2024年2月3日 ブログ
事務所内清掃作業中にノック音が・・・誰とも約束していないが?。
ドアが開いて見知らぬスーツ姿の人物が現れました。(誰だ?)
「(社名)の△△と申します。電話回線の・・・」
あー、この(社名)は電話口で数回聞いたことがある胡散臭いところだな・・・△△氏の背後にもう一人いるな、めんどくさい!。
「悪いけど、作業中なので手が離せない、サヨナラ!。」・・・あっさり撤退しました。
ネットでも悪評価の電話回線料が安くなってドータラ、コータラ~という会社だと思われます。
ウチなんてほとんど影響ないのに・・・。
再訪あるかもしれません。
今後、ドアは施錠することにします。
戸別訪問営業が悪いとは言わないが、今の時代では不適切でしょう。
企業イメージも悪くなります。