月別アーカイブ: 2021年3月
失敗考
2021年3月16日 ブログ
仕事上を含め、日常的に様々な判断をしています。
ランチは何をたべようか?何時に帰ろう~といったことから、業務上のシビア?なものまで~本当に様々。
中には判断の結果~失敗した!ということもあります。
振り返ると、これまで~山のようにタクサンの失敗をしてきました。(^_^;)
何かアクションを起こした結果が失敗だったことがあります。
アクションを起こす時期が誤っていての失敗もあります。
先に踏み出せずモタモタしていて失敗・・・ということもありました・・・。
思い出すことも嫌になる程、ダメダメの連続だけど、自己流ながら気づいたことがあります。
目前では「失敗」だが、後に振り返ってみたら「成功」とまでは行かないが、ほどほどに結果がでていることもある。
モチロン、何らかのアクションを起こしたことについての結果です。
何もしないのが、最もタチの悪い結果(失敗)となること。
何もしないことも一種のアクションかもしれないが、周りに翻弄されるだけで、失敗の度合が増す。
どうせ失敗するなら空振り三振で、見送り三振は避けたい。
武蔵が辻へ行こう
2021年3月15日 ブログ
名鉄エムザ・金沢スカイホテルから名鉄グループが手を引く~という報道以降、地元紙では度々~関連記事が掲載されています。
何となく譲渡先に対してアンチ目線なような気がするが~どうなのでしょう?。
金沢市民にとって、とても思い入れのある商業施設。
地元百貨店として頑張って!との意見も多いようです。
内部努力はされているでしょう・・・しかし、お客さんが少ないのは~百貨店に行かなくなったのは、外部環境変化があるでしょう。
デパ地下は行くけど、上階には足が向かない。
ファッション系物販はショールーミング化している。
インバウンド需要は当面期待出来ないし、生活防衛基調は変わらない・・・前途多難。
このように客観的に見ていますが、数年前の旧商業施設管理時は、前途多難は自らのことでした。(-_-;)
他人事ではない気がしています。
なるべく訪れるように・・・したい。
くわしすぎる教育勅語
2021年3月14日 ブログ
「くわしすぎる教育勅語」 高橋陽一
・・・朕惟フニ、我カ皇祖皇宗、国ヲ肇ムルコト宏遠ニ、徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ。我カ臣民、克ク忠ニ克ク考ニ、億兆心ヲ一ニシテ、世世厥ノ美ヲ済セルハ、此レ我カ国体ノ精華ニシテ、教育ノ淵源亦実ニ此ニ存ス。・・・
教育勅語・・・近寄りがたく、時代錯誤?とも取られる、明治23年(1890年)10月30日に下され昭和23年(1948年)6月19日に失効した天皇御名で出された教育基本方針(勅語)。
漢文調の部分は飛ばし読み~興味本位で読むには敷居が高かった・・・。
父母に孝行をつくし、兄弟姉妹は仲良く、夫婦は仲睦まじく、友人は互いに信じあい、恭しく己を保ち、博愛を施し、学問を修め実業を習い、知能を発達させ道徳性を完成させ、進んで公共の利益を広め世の中の事業を興し、常に憲法を尊重し法律に従い・・・と、なるほどースバラシイ内容が続きますが・・・。
・・・一旦緩急アレバ義勇公ニ奉シ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ・・・
ひとたび非常事態のときには大義に勇気をふるって国家につくし、そうして天と地とともに無限に続く皇室の運命を翼賛すべきである。
時代背景もあるが、この部分が物議を醸す。
本書は肯定も否定もしていません~という書き方ですが、どちらかというとアンチかな?。
・・・時代の思想を象徴した文章は、古典として尊重されるという考えを持っています。教育勅語を、いわば古典として重視したことが、「くわしすぎる教育勅語」という本書の基本的なモチーフと言えるでしょう。「源氏物語」や「平家物語」という古典の世界観にひたっても、現実に貴族として遊んで暮らせると思ったり、武士として斬りあおうとは思ったりしません。・・・(P.269)
「教育勅語」は古典~なのか。
名鉄エムザ
2021年3月12日 ブログ
武蔵が辻の「名鉄エムザ・金沢スカイホテル」が全株式を今月末をもって他県小売業会社に売却~名鉄グループから離れるとの報道。
M&A~よく見聞きする話だが、身近(?)で起きると興味津々になります。
当面は現状のまま運営は継続されるらしいが、百貨店・ホテル共コロナ禍以前から、厳しい運営状況だったという。
現施設の開設が1973年ですから、根本的な施設設備の老朽化・耐震強度不足もあります。
加えて、確か~再開発建物だったと思うので、一部・全面改修・建て替え?するにしても、区分所有の権利関係があって時間がかかる。
これは身に染みて理解できるし、苦渋の選択だったかと・・・。
こうなった以上は、取得した小売業会社の手腕に注目。
百貨店苦境の時代ながら、その灯を(出来るだけ)消さないでほしいなーと思ふ。
正体みたり
2021年3月8日 ブログ
「お寺の掲示板」~。
「言っていることではなく、やっていることが その人の正体」 妙円寺(東京) 久田恵
・・・私たちは人の悪いところはよく見えますが、自分の悪いところはなかなか見えません。人の非を責めるが、自分の非は責めない。それによって自分の「言っていること」と「やっていること」がどんどん乖離していきます。言行不一致。それは周囲からの信用を失う原因にもなります。・・・
ドキッ!とします・・・解説にもあるように、自分の正体を見透かされてしまう。
最近、この言葉を思い出すような出来事がありました(この場合、客観視しています~一応)。
あーあ、残念、どうかお幸せに・・・。(-_-;)
三つ編み
2021年3月6日 ブログ
「三つ編み」 レティシア・コロンバニ 齋藤嘉津子訳
・・・インド。不可触民(ダリット)のスミタは、娘を学校に通わせ、悲惨な生活から抜け出せるよう力を尽くしたが、その願いは断ち切られる。
イタリア。家族経営の毛髪加工会社で働くジュリアは父の事故を機に、倒産寸前の会社をまかされる。お金持ちとの望まぬ結婚が解決策だと母は言うが・・・。
カナダ。シングルマザーの弁護士サラは女性初のトップの座を目前にして、癌の告知を受ける。それを知った同僚たちの態度は様変わりし・・・。(本書カバー)
次回、読書会課題本。
冒頭のインドでのスミタの境遇と環境に絶句。
いまだにカースト制度(その外)が、社会の基本になっている場所があるという現実。
インドのような膨大な人口を抱えた国では、必要悪なのかもしれないが・・・かなり衝撃的です。
その後、イタリア・ジュリア~カナダ・サラ~と交互に人物と場所が変わり物語が進むのだが、できればスミタの物語は飛ばしてしまいたい。
・・・なんとか?読み進めて行くと、遥か遠く離れた場所の物語が、髪を三つ編みするように、やがて一つにつながっていくのでした。
女性は強い!フェミニズム万歳!。
でも~登場する、それぞれのヒロインを支える(支えた)男性あってのストーリーだと思う。
そして、自らが使命感をもって支える人の存在も。
誰しも一人では、決して強くなれない!。
インド・・・難しい国(文化・習慣)だな。(実はコレが一番の感想でした。)
過ぎたるは猶及ばざるが如し
2021年3月3日 ブログ
抽象的ですが(あえて)・・・自分のことを棚に上げて、声高に主張する方っていますよね。
自分は正義だと思っている?自己主張は大切だとは思うが、行き過ぎたものは見苦しい。
他人のふり見てわがふり直せ~。
過ぎたるは猶及ばざるが如し(ほどほどに)。
行き過ぎは、いつか自らに降りかかってくる。
客観視できる冷静さを持ちたいです。
チョッとボヤキ入っていますが。(^_^;)
推し、燃ゆ
2021年3月2日 ブログ
「推し、燃ゆ」 宇佐見りん
第164回芥川賞受賞作品。
・・・「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。まだ詳細は何ひとつわかっていない。何ひとつわかっていないにもかかわらず、それは一晩で急速に炎上した。・・・」
「推し」「燃える」「炎上」~いまどきのアイドル(この表現はいまどきでは無いかも)、そのファン、そしてSNSが形作る独特の世界観が描かれています。
SNSを通じての半双方向コミュニケーション(一応)が取れるので、「アイドル」は決して高嶺の花ではなく、意外と身近な存在なんですね。
ただ、アップされた画像や周辺情報、交友関係から「アイドル」本人の住所等プライベートが、ピンポイントに特定されてネット上に流れてしまう~ということがあるらしい(恐ろしい)。
「アイドル」は大変・・・芸能人である以上プライベートは皆無なのか・・・。
主人公と同世代の時に某アイドルのファンでした。
なんとなく主人公の気持ちはワカラナイでもないが、ここまでのめり込むのは~身近になり過ぎたためか?。
ピーターパンは夢の世界だけの話。
家庭環境も絡んで社会的には挫折・・・なのだが、新たな背骨で立ち上がってほしい。
それにしても若い作者は、リアルを見ているな・・・。