年別アーカイブ: 2024年
適当に書いている~らしい
2024年4月17日 ブログ
ネットニュースをよく見ますが、気になる点があります。
「○○保険、不正が常態化か」「△△の依頼が急増か」といった見出しの表現が気になるのでした。
ニュースなのに、語尾に「か」~書いてあると、それって裏付けとったの?間違いないの?不正確なものを報道したら問題じゃないのかな?と思います。
ニュースではないが「◇◇が○○○らしい」という表現も気になる。
情報源が曖昧だからこのような表現になるのでしょうね。
発信情報に対する責任が希薄・・・。
もしくは、アクセス数増が目的のキャッチーな表現として使っているのかもしれません。
誰しもがネット上で気軽に情報発信できるようになって久しいです。
「文責」という文字や言葉もあまり聞かなくなっている。
そういう自分もテキトーなことを書いていますが・・・。 (^_^;)
わたしたちが孤児だったころ
2024年4月16日 ブログ
「わたしたちが孤児だったころ」 カズオ・イシグロ
・・・上海の租界に暮らしていたクリストファー・バンクスは十歳で孤児となった。貿易会社勤めの父と反アヘン運動に熱心だった美しい母が相次いで謎の失踪を遂げたのだ。ロンドンに帰され寄宿学校に学んだバンクスは、両親の行方を突き止めるために探偵を志す。やがて幾多の難事件を解決し社交界でも名声を得た彼は、戦火にまみれる上海へと舞い戻るが・・・。(本書カバー)
英国の伝統的な寄宿学校・過去と現在・家族関係、そして戦争・・・今まで読んだカズオ・イシグロ作品に共通するテーマが詰まっています。
英国の黒歴史?ともいえるアヘン流通の担い手だった時代の中国・上海が舞台。
フランスもオランダ、そして日本も中国各地を蹂躙していたが、それが国勢拡大の手段だった。
「租界」と呼ばれる場所は、当時の先進国同様の生活ができ治安も保たれていたようです~戦火が及ぶまでは・・・。
血迷ったか?のように日本軍と中国軍との市街戦渦中に飛び込んでいったバンクスの行動は、冷や冷やもの~身勝手・無謀過ぎ、自業自得です。
そんな中で旧友のアキラと再会したり、危機を回避できるのは出来過ぎ・・・だったが、戦場描写がリアルでニュース報道で見るウクライナや中東の光景と重ねていました。
戦争原因をたどっていけば、行き着く先は・・・植民地支配・・・我欲・・・資本主義経済なのか。
戦火を交える日本軍と中国軍は、本書中では平等に扱われていたと感じました。
当時中立的立場だった、英国人バンクスの視線だったからかもしれないが。(作者の視線でもあるか?)
クラファン返礼品
2024年4月15日 ブログ
国立科学博物館クラウドファンディング「地球の宝を守れ国立科学博物館500万点のコレクションを次世代へ」~の返礼品が届きました!。
布装丁されて、想像以上に豪華版でビックリ!です。
この図録だけでも寄附金額に相当するような感じだが・・・ありがたくいただき、末永く愛読させてもらいます。
そっと~美しいページを開きながらゾクゾク・ワクワク~。
通常展示では見ることのない貴重な収蔵品・標本が収録されている。
正直よくわからない?標本やグロテスクな収蔵品もあるが、これをキッカケに興味が広がるかも。
ほのかに紙と印刷の匂いが漂う~紙製図録の醍醐味??。
なかなか科学博物館を訪れる機会はないが、この図録を開く度に心は上野の森へ・・・。
スニーカーブーム終焉
2024年4月13日 ブログ
ヤフーネットニュースから~。
・・・長きにわたって続いたスニーカーブームが突如として終焉を迎えた。消費の中心地であるアメリカを筆頭に、ヨーロッパでも販売不振が鮮明になっている。ブーム終焉に喘いでいるのが、業界トップのナイキと第2位のアディダスだ。栄華を誇った2社が中期的に低迷する可能性もある。・・・
各メーカーのサイトを見ていても、ディスカウント企画が多いなーと思っていました。
商品がダブついていたのかもしれません。
多品種でメーカーの生産管理もタイヘンでしょう。
ブームに乗っかるユーザーは希少価値のある商品や、いち早く新商品を求める傾向があると思います。
オリジナル品が人気の場合は、復刻版や特別カラー版であったり・・・ドンドン商品が増えて、結局~捌き切れないのは、ディスカウントしたりアウトレット店に流したり・・・。
結果、ワタクシの様に、安価(絶対条件!)商品狙いが増える~というオソロシイ状況に陥ってしまった。
メーカーの思惑に乗らないユーザーが増えている。
過去の人気モデルが強力過ぎて?画期的な商品が未だに出てこない、ということもあるでしょうね。
そしてブーム・・・という表現も抵抗あります。
かつて、欲しくても買えなかったものが(オリジナルではないが~)大人買い?できるようになってウレシイのです。
決してブームに乗っているわけではないですね。
当たり前
2024年4月9日 ブログ
「崎浦消防運営協力会」の監査が、公民館で行われ無事終了。
何事もないのが当たり前?なんですが、無事に終えて安堵です。
・・・約10年後には消防ポンプ車と資機材運搬車の更新があり、加えて消防分団建物と隣接する崎浦公民館の建て替え検討(建築?)にも入っている・・・と話題に。
ほぼ同じ時期に、地域にとって大きな出来事が重なって到来します。
以前にもあったことだが、背景や環境が違うので、どのような形で落ち着くことになるのか?。
・・・これから、様々なことが決まっていくのでしょうけど、紆余曲折?ありそうな予感も。
当たり前という存在や出来事は~当たり前ではないのだなぁ。
あらぬ疑い?
2024年4月8日 ブログ
外出先でランチタイムに入った某飲食店。
ピークタイムだったので、席空いているかな?~と思ったがスッ!と座れてサッ!と注文できてヤレヤレ~安堵です。
注文の品到着まで、しばし読書タイム。
チョッと周囲を見ると、配膳待ちの方が多いような気がします。
まぁーピーク時で注文が重なったから、厨房は大わらわなんだろうな~順番でそのうちに来るだろう・・・。
・・・なかなか来ませんね。 (^_^;)
周囲の席も同様だが・・・あッ!配膳され始めたかな。
ここだけ遅いような気もするが・・・読書時間として有効活用ということで。
オーダー通ってないとか?やや不安になりかけた時に、注文の品がやって来ました!。
変な不安?をよそに美味しくいただきました~ヨカッタ、良かった。
あらぬ疑いをかけてしまい申し訳なかったです。 m(__)m
異邦人
2024年4月6日 ブログ
「異邦人」 カミュ 窪田啓作 訳
・・・きょう、ママンが死んだ。もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない。養老院から電報をもらった。「ハハウエノシヲイタム、マイソウアス」これでは何もわからない。恐らく昨日だったのだろう。・・・(第一部)
昨年末に読もうとした「シーシュポスの神話(カミュ)」あえなく挫折しています。
本作は、薄めの文庫で読み易かった?が、やはりカミュは難解でした。
感情の起伏が少ない?ムルソー(主人公)・・・他人目線な文体がそうだからか。
そこまで世間に背を向けなくても、よかったのでは?裁判での死刑判決を控訴することもできたのに・・・不条理?。
不条理~ネットで調べると⇩⇩のようなことのようだが、解説も難解です。
不条理[名・形動]
1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「不条理な話」
2 実存主義の用語。人生に何の意義も見いだせない人間存在の絶望的状況。カミュの不条理の哲学によって知られる。
小説自体が不条理?です。
・・・すべてが終わって、私がより孤独でないことを感じるために、この私に残された望みといっては、私の処刑の日に大勢の見物人が集まり、憎悪の叫びをあげて、私を迎えることだけだった。・・・
この世間において(小説内では)ムルソーが「異邦人」(不条理を体現した人物)だった・・・ということでしょうか。