年別アーカイブ: 2022年
イイキブン~だった
2022年2月3日 ブログ
セブン、そごう・西武売却へ~
セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店事業会社、そごう・西武を売却する方向で最終調整に入った。複数の投資ファンドや事業会社が候補になる見通し。不振が続いていた百貨店事業を切り離し、海外を中心に成長を見込むコンビニ事業に経営資源を集中する。(2月1日 日経紙一面)
豊かな生活の代名詞でもあった「憧れの百貨店」がバラバラになっていく・・・。
昭和~平成初期を引きずって?いる身としては、この手の報道を見るのはツライです。
どこかに売られた「百貨店」だった存在はどうなってしまうのか~さらにバラバラにされるかもしれない。
豊かな生活のための「百貨店」が、投資(機)のための存在に。
そこまで、お荷物だったこともショックです。
もう国内は市場として見ていないことも・・・。
セブン・イレブン~いい気分♪~は、遠くへ行ってしまったなぁ。
「海の民」の日本神話
2022年2月2日 ブログ
「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく 三浦佑之
・・・たとえば太平洋を地図の絵図面の中央にすえてみよう。そうすれば、大陸は図面の両わきにすさってしまい、まんなかに広々とした青一色に塗られた忘れられた島々の部分があらわれてくる。(略)よく目をこらして見ると、けしつぶほどの小さな島々が、孤独をまぎらそうとより添うように、いくつかのグループをつくってかたまり合っているのを見つけることができるはずだ。それらは、ポリネシアやメラネシア、インドネシアそしてミクロネシアなどと呼ばれているのを私たちは知っている。そしてこの絵図面の中では日本が、さきの地図の中とは、少しようすが変わって見えるのがおもしろい。それはもう大陸にしがみつこうとしているすがたではなく、太平洋の中でゆったりと手足をのばしているもうひとつの日本の姿といっていい。ヤポネシアと名づけられなかったのがふしぎなくらい、南太平洋のほかの島嶼群と似通った状態をそこに広げているところの島々のグループだ。・・・(序説~)
本書帯にある「逆さ日本地図(環日本海・東アジア諸国図)」からも、樺太を含む日本列島~南西諸島~沖縄と現在のロシア・中国・韓国・北朝鮮・台湾・フィリピンは、日本海~東シナ海でつながっているように見えます。
航海術が危なげな古代においても各地との往来は頻繁あった。
古代出雲~但馬・丹後・丹波~若狭・敦賀~越前・越中・能登の海岸沿いのつながりから、内陸部~信州(諏訪)へと至る歴史経路(古事記・日本書記・万葉集等に基づく)に興味津々です。(津々~も全国、津々浦々~にあるように港や船での移動拠点に関係するようですし。)
石川県内の河北潟・邑知潟~は古代の交通要所で、気多大社・福浦~珠洲~真脇~と能登半島を中心に北陸(古志)は文明交流拠点であり先進地だったのですね。
また、昨年11月に訪れた気比神宮・出石神社にも触れられていて、由来や往時に思いをはせるのでした。
文献史料に基づく著者の主観メインかと思われますが、とても興味深い考察です。
歴史ロマン~また神社巡りしたくなりました。
如月 朔日 ヘッドセット
2022年2月1日 ブログ
「まん延防止等重点措置」適用に伴い、会合~会議が延期・中止、またはWEB化されています。
これまでもWEBミーティングは行っていますが、PC性能のためか?音声が聞き取りにくいことがありました。
今後さらに回数が増えるなーということで、ヘッドセット購入。
装着してみたら・・・映画に登場するような「オペレーションルームの人」をイメージしていたが、単なるウレシガリおじさんでした。(^_^;)
一応、テストではマイク・イヤホン共に良好なり。
本日の午後からWEB打ち合わせで初使用です。(^^)/
睦月 晦日 白いベールの下には
2022年1月31日 ブログ
いつも思うのですが・・・。
駐車場等に積み上げられた雪が溶けてくると~空き缶、吸い殻等々のゴミ・・・といった目にしたくないモノが顔を出します。
白いベールで被われ、隠されていたキタナイモノが出現する~残念至極。(>_<)
嘆いても仕方ないので、片付ける・・・。
ゴミを見ているとストレス感じます。
では、自身の周囲が身ぎれいなのか?というと~口ごもるのですがー。(^_^;)
少なくとも、なるべく周囲に迷惑かけないようにしているつもり・・・あんまり愚痴ると妙な方向に行ってしまいそうなので、リセットします。
2月は愚痴らない(つもり)!。
スマホで焦る (+_+)
2022年1月30日 ブログ
スマホ機種変更してきました。
カメラ画像がぶれるという不具合があり、それ以外は使用に差し支えないが~5年ほど使用しているので替えてもいいかな~と。
サイズが、ひと回り大きくなりました。
今どきの新旧スマホ間データ移行は、自分でしなきゃいけないのですね。(^_^;)
プライバシーとか~なんやかんやあるから、いいのかもしれないけどメンドウでした。
そして、あろうことかSNS再設定で、誤って大量の申請を出してしまったりして・・・関係各位に迷惑をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。m(__)m
無視していただいてかまいません・・・。
焦りました (+_+)。
いろいろと余波が~
2022年1月29日 ブログ
「まん延防止等重点措置」適用で、県民割~五感でごちそう~キャンペーンが停止になりました。
たまに利用していたのでの残念。(>_<)
実は、適用当日に利用予定だったプランがありました・・・が、事業停止でキャンセル扱い。
キャンペーンを申し込んだ旅行代理店の方から事前連絡をいただき、払い済の代金もスムーズに返金されました。
この代理店だけで、100件以上のキャンペーン停止によるキャンセル扱いが発生しているといいます。
返金額も膨大だ・・・。
短期間のうちに行わなければならない事務手続きもあります(後ろ向きの作業は続く・・・)。
現在、飲食店向けの助成制度はありますが、卸等の関連する事業所への制度は無い。
今後、何らかの制度ができるかとは思いますが、後手後手感は否めない・・・。
なんとか~助成制度にお世話にならなくていいのは、ありがたいが~モヤモヤ感はありますね。
我々が協力できることは・・・(極力)感染しないようにすることか。
遠すぎたDX
2022年1月28日 ブログ
「電子帳簿保存法」~メールやWEBで入手した領収書・請求書(電子取引)は、社内データサーバーに保存しています。
今のところ封書でのものが多く、少ないですが~。
これから、電子取引が当たり前になる時代を見越して?保存から会計処理まで、人手をほとんどかけずに済ませようとしています。
紙ベースのものはスキャナーで読み取るだけで処理出来るまでに。
当社の場合、ほぼルーティン化しているため手をつけやすいかと。
関与してもらっている会計事務所でも、初事例(おそらく)のようです。
・・・ということで、先日からやり始めましたが、しばらくは電子と紙の両立てで、いかなきゃなりません~。
現在は、紙ベースの方が作業も早いが~自動化出来れば、抜群に早く転記間違いも無くなり、分厚いファイルも不要になります。
近道は無い。
地道な積み重ね、下準備が必要なのは何事にも通じますねぇ。(^_^;)
親孝行の日本史
2022年1月26日 ブログ
「親孝行の日本史」道徳と政治の1400年 勝又 基 著
・・・「孝とは、親を大切にすることで、儒教の基本的徳目だ。律令で孝行者の表彰が定められ、七一四年に最古の例が見られる。以来、孝子は為政者から顕彰され、人々の尊敬を集めた。特に江戸時代は表彰が盛んに行われ、多くの孝子伝が編まれた。戦後、軍国主義に結びついたとして否定された。それは常に支配者の押しつけだったのか。・・・(本書カバー)
藩政期には各地の孝行者を訪ねることが娯楽化?していたといいます。
ちょっとした、ご当地スターだったのですね。
そして、孝行者が多いということは善政が行われた場所~ということのようです。
しかし、現代で本書にあるような「孝行?」を望んだり、行うとモラハラ・パワハラ!にまみれてしまいます・・・。
当時でも、奇特な方だったのか?。
社会福祉制度が未整備だった時代を「親孝行」が支えてきたのかもしれません。
「親孝行」~久しく見聞きしていない気もしますが・・・心身にしみついた?考え方と行動かと思います(多分)。
もしかしたら地域や環境による「孝行」の濃淡はあるかもしれない。
また、現在の褒章制度では目立たなくなったが「孝行」を表彰する緑綬褒章があるようです。
「親孝行」は時代錯誤ではなく、現代~将来までも、持ち続けていく必要があると感じました。
おっさんホイホイ
2022年1月24日 ブログ
まだまだ積雪もあって履く機会は無いが・・・公式サイト・マジックに陥る。
ナイキ ワッフルトレーナー2 ミディアムブルー/ユニバーシティゴールド。
ブルー系にすぐ反応してしまいます。
往年のオリジナル・インターナショナリストのカラーに近い配色。
おっさんホイホイです。
購入手続中に気づいた誕生月の割引もあり、クリックがスムーズに・・・とても商売上手マジック。
商品を試着したり試用するだけの「売らない店舗」という存在があると聞いてます。
購入はネット上で。
リアル店舗は無くならないと思うが、商業施設は大きく変わりつつある。
どうやって「○○○○ホイホイ」を構築するか?がポイントかなぁ。
読書会にて
2022年1月23日 ブログ
ちょうど一ヵ月前に読み終えた「悪童日記」が課題本の読書会に参加。
参加者それぞれの感想を聞くことで、様々な見方があることを識ることができます。
そして~内容が内容だけに物議を醸し出す予感も・・・。
著者アゴタ・クリストフは第二次世界大戦前にハンガリーで生まれ、戦後ハンガリー動乱を逃れ西側へ亡命~フランス語で「悪童日記」を著しています。
母国と言語を失った悲しみと怒りが、作中の冷徹な描写の根底にあるとの感想・・・この視点は無かった。
日本国内では感じることが少ない~アイデンティティ?国と言語、存在できる場所。
諸外国に目を向けると母国と言語を失った、失いつつある人々がいる現実が浮かび上がります。
決して物語の世界ではない。
直前に読み終えた「残像に口紅を」も言葉をめぐる内容でした。
言葉・・・言語・・・大切なのはモチロン、言葉遣い含めて丁寧に使いたいと思ふ。
残像に口紅を
2022年1月21日 ブログ
「残像に口紅を」 筒井康隆
・・・「では、それを試してみようじゃないか。もしひとつの言語が消滅した時、惜しまれるのは言語かイメージか。つまりは言語そのものがこの世界から少しずつ消えていくというテーマの虚構。それが今日ぼくの持ってきたプランなんだけど、現在君とぼくとがこうやって話している現実がすでに虚構だとすれば、この小説はもう始まっているわけだし、テーマ通りのことが冒頭から起こっているということにもなる」・・・(P.18)
日本語表記の「音」が、少しづつ消えていく世界(虚構)の物語。
「あ」「ぱ」「せ」「ぬ」「ふ」「ゆ」「ぷ」「べ」・・・あいうえお順ではなく濁音・半濁音~ランダムに消えていきます。
「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまう、世界からひとつ、またひとつと言葉が消えていく。
人物も物体も行動も~「音」が消えることで、そのものを他の言葉で言い換えられない「モノ」は、世界から消えていくのでした。
物語はいつしか、現実と虚構?が錯綜し、混沌としてくる。
「物語」なので、「音」が消えることを止めることもできただろうに・・・。
作者自身も思い通りにならない超虚構に陥っています。
筒井康隆の凄まじいばかりの語彙力に圧倒されました。
世界から「こ」と「ろ」と「な」が消えている・・・虚構(希望)。