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月別アーカイブ: 2023年3月

「味覚」

日経紙連載「美味なるアート 十選」(3) アブラハム・ボス 五感シリーズより「味覚」(1635年頃)

・・・この絵は夫婦の食事が描かれ、妻は、左手でナプキンを持ち、右手でアーティチョークの萼(がく)をむこうとしている。一方、夫は左手でグラスを持ちワインを飲む。・・・

 

本記事のオリジナルはエッチング画の紹介ですが、ここでの掲載画像は複製品かと思われます。

絵には寓意や神話モチーフが描かれてはいないようですが、オリジナル画の下部には「過不足のない味覚はオネット(誠実な)な魅力であり、自然で合理的である」~と書かれているようです。

飽食したり贅沢するな!ということか。

画像は十分に贅をこらした家庭の食事風景ですが~。

当時の絵画にはアーティチョークがよく登場するが、あまりなじみのない野菜~ブロッコリーみたいな根野菜みたいな感じですかね。

媚薬扱いだったらしい・・・。


イイキブン・・・

・・・セブン&アイ・ホールディングスは、9日総合スーパー、イトーヨーカ堂の店舗を2026年2月末までに2割超削減すると発表した。グループ発祥のアパレル事業から完全撤退する。・・・(2023年3月10日 日経)

 

当地にイトーヨーカ堂店舗はないが、かつては憧れと羨望で店舗見学をした記憶があります。

いかに大手とはいえ、アパレル事業は難しい。

食品スーパーとコンビニ事業に経営資源を集中するようです。

 

事業不振に加えて、物言う海外ファンド株主の圧力に押されて~とのこと。

お客様より株主目線かー。

株主利益が優先されるグローバルスタンダードに、小売業界(社会全体?)が席巻されて久しいですが、あらためてそう感じました。

折しも、イトーヨーカ堂創業者の訃報・・・。

なかなか、セブンイレブン~イイキブン♪~にはなれないです。


味覚、聴覚、触覚

日経紙「美味なるアート十選」(2)「味覚、聴覚、触覚」(1620年頃) ヤン・ブリューゲル(父)ほか

・・・画面中央の女性は、左手にグラスを持ち、右手で生牡蠣を食べようとしている。この快楽的な饗宴には、リュートを奏でる女性と、ミンクを撫でる女性が同席しているが、それらは味覚、聴覚、触覚を象徴している。・・・

 

五感の寓意を表す絵画だが、当時としては贅の極みです。

生牡蠣を食べることも驚き~保存技術や衛生管理をどうしていたのか?。

絵画上の演出かもしれませんが、多くの給仕人が動き回り、テーブル下には動物がウロウロしていたり~と賑やかなことこの上ない。

ゆったり味わえたり、演奏を楽しめたとは思えないが、寓意・・・シニカルだからいいのか。


喉元過ぎれば

去年の今ごろから「まん延防止等重点措置」解除に向けて世間全体が動き出していました・・・まん防~なつかしい。

今ではコロナ禍前のような状況に近づいている。

もっと遡るとステイホームとか・・・隔世の感がありますねー、当時は何処へ行っても空いてていいなぁ~なんて呑気な気持ちにもなっていました。

本日13日から、マスク装着は一部自主的になるようですが、喉元過ぎれば熱さを忘れる~なんてことがないように、感染症対策も忘れないように。

また新たな「コロナ」みたいのが流行することもありますから・・・。


貴婦人と一角獣

・・・古来、食事は文化である。食を描いた名作をたどりつつ、各時代における食と美の関係性を探る。・・・

先週から始まった日経紙文化面「美味なるアート十選」実践女子大教授 椎原伸博~その(1)です。

美味なる~に惹かれました。

「貴婦人と一角獣」より「味覚」(1500年頃)

(Toulouse) Le Goût (La Dame à la licorne) – Musée de Cluny Paris

「味覚」「臭覚」「視覚」「触覚」「聴覚」「我が唯一の望み(愛・理解)」をテーマにした6枚のタペストリーのひとつ。

・・・画面左に獅子、右に一角獣が三日月の紋章が描かれた幟や旗を携えて立つ。貴婦人は従者が差し出す鉢から右手でドラジェ(砂糖菓子)をつまみ、左手の上にいるオウムに差し出している。・・・

中世ヨーロッパの絵画にはおどろおどろしい描写が多い(気がする)が、この作品はとても穏やか。

婚礼等の慶事イメージが強いらしい。

他テーマのタペストリーにも、貴婦人と獅子&一角獣が描かれており、いずれも穏やかです。

五感に「我が唯一の望み」が加わると「人間」として昇華出来る?。

 

すべての感覚を備えて、知識・経験が加われば、より一層の美味を楽しめると思います。


2023年3月11日

発災から12年経過した東日本大震災。

どれだけ時間が経過しようと「2011年3月11日」という日付と、その後に発生した原発事故を嫌でも思い起します。

直近に読み終えた「荒地の家族」の内容もそうでしたが、まだまだ復興途上であることが理解できる。

当地~遠隔地にあって直接の被害はないが、国民誰しもが負ったダメージは大小問わずあります。

自然災害は再び何度でも、場所を選ばず起こる。

日頃は忘れていることながら・・・当時の記憶から被災地のことを考える一日。


デジタルトラブル

インクジェットプリンターを使おうと思ったら、PC上でプリンターが認識されていなかった?件。

いつの間にか消えていた・・・思い当たることは、OSをWin11に変更したことか!。

他の接続プリンターは問題なかったが、なぜかこのプリンターだけがホッタラカシ。

使用頻度が低いため、ようやく気付いたのだが・・・。

メーカーサイトでプリンタードライバーを探すも、やや古い製品のためかドライバー見当たらず。

そういえばセットアップ用CDがあったハズ!とCDの山の中から、その一枚を発見します。

セットアップを読み込んで、やっとこさ使える状態になったが、30分ほど浪費しました。

日常使いしているのに、タマにあるパソコンわからん?案件、デジタルトラブル。

でも、自分でどうにかなる程度のトラブルでヨカッタ。


事務処理

まだ年度末まで多少余裕ありますが、携わっている「崎浦消防運営協力会」の事務処理を行います。

2013年に引き継いだので10年経過・・・。

2018年5月に実施された、崎浦分団の消防ポンプ車と資機材人員搬送車の更新作業に没頭していたことが、なつかしいな~これも5年前か。

自社と自身の大きな変革期にも重なって、同時進行でスッタモンダしながらも、かなり思い出に残る時期だった。

関係書類を開きながら、いろいろ思い出して~事務処理がなかなかハカドリマセン・・・。

(^-^;


花粉症

花粉症シーズン絶賛?継続中。

毎年のようにある「今年は花粉飛散が例年より多い」~という報道にも慣れました。

なんとか服用している薬のおかげで平静を装っていますが、鼻の奥がムズムズすることも・・・。

 

巷ではマスクしなくてもよくなる!との話題もありますが、当方花粉症対策としてまだまだ~マスク着用を継続しなければ。

クシャミに加えて、タマにせき込むことも・・・新型コロナウイルス感染症じゃないですよ、花粉症です!。


つぶやきです。

思い通りに物事が進まないことがあります。

対象となる物事や人物を非難しても解決しないし、かえって足枷になってしまう。

そんな時は、少し戻ってみたり立ち位置を変えてみると、ヒントがあるかもしれない。

無理やり動かしたり、力づくでやると後々あらたなトラブルの元になるような気もする。

いろいろなことがありますねー。

かなり抽象的だけど。(^-^;


恋文・私の叔父さん

「恋文・私の叔父さん」 連城三紀彦

・・・マニキュアで描いた花吹雪を窓ガラスに残し、部屋を出て行った歳下の夫。それをきっかけに、しっかり者の妻に、初めて心を許せる女友達が出来たが(「恋文」)二十一歳という若さで死んだ、姉の娘。幼い子供を抱いたセピア色の五枚の写真に遺された、姪から叔父さんへのメッセージとは(「私の叔父さん」)。都会の片隅に暮す男女の様々な<愛のかたち>を描く五篇。・・・

 

次回、読書会課題本。

収録されているのは、他に「紅き唇」「十三年目の子守歌」「ピエロ」~著者名すら知らなかったが、読みだすと~スラスラと進みます。

 

いずれも現代ならば、あり得ないだろう!とツッコミを入れたくなるストーリー。

フィクション?ノンフィクション?なのか。

オトコってホントにバカです。

なんでこんなに献身的なのでしょう。

それぞれストーリーに登場する類まれなる?理想的お人好し~というか、スーパー・コンジョヨシなオトコたち。

大人のファンタジー?昭和の大人な男たち~カッコよすぎるでしょう。

だからこその恋愛小説なのかもしれませんが・・・。

登場人物と同期してしまう面がアルやナシや?~バカまっしぐら。


久しぶりの一麺

金沢駅構内、白山そばさんの和風ラーメン。

甘めつゆのラーメン~タマに食べたくなるのでした。

エッ?チャーシューが二枚入っている。

ラッキー!(だと思う)。

・・・なんだか、懐かしさあふれ、童心に戻れる本日の一麺です。

ごちそうさまです、美味しかった!。

 

駅構内~と書いたけど、明るくキレイな店舗ですねー。


荒地の家族

「荒地の家族」 佐藤厚志 第百六十八回芥川賞受賞作

・・・坂井裕治はクロマツの枝を刈っていた。肩の筋肉が熱を持って膨れ、破裂しそうだった。酷使して麻痺しかけている両腕と刈込鋏が一体となって動いた。脇を緩めすぎず、胸筋を絞るようにして枝を刈る。鋏が意思を持ち、ただ手を添えているだけでよかった。・・・

 

主人公は、植木職人の一人親方として独立した途端、災厄(東日本大震災による津波被害)に見舞われ、家族共々に助かったものの商売道具一切を失ってしまい、更には2年後に妻をインフルエンザで失いシングルファザーに・・・。

 

災厄から10年以上経過し、復興も進み報道される機会は減ったが、経済的なことや人間関係含め、表立っていないことが数多くある現実があります。

以前に東北地方を訪れた際に見た、巨大な防潮堤や新しさが不自然な街並みを、思い出しながら読み進めました。

また、幼なじみが密漁に手を染める場面では「サカナとヤクザ」を。

 

著者は書店勤務というが、冒頭部分のように、なかなか肉体硬派?なリアル描写があって、その場に居合わせたかのような感じになります。

「荒地」・・・ではあるが、家族や仲間とのつながりで乗り越えて行けると思う。

 

災厄当時よく見聞きした「絆」~という言葉は出てきませんでしたね・・・いろんな捉え方があるからかも。


スマホNO

先月末のスマホ紛失騒動時のことです。

SNSはPC上でやり取りできるが、音声通話とショートメールは不可。

不在着信やショートメールがどれだけあるのだろうか・・・と、不安になったが結局のところゼロでした。

何もなかった!杞憂~というか、何事もなくホッとしましたー。

 

それと、会計処理のために領収書画像を取り込もうとしたら~スマホがないのを忘れている。

社会活動の多くをスマホに頼っている~握られているということを実感。

 

まー自分なんかこんな程度だが、タマに発生する通信回線トラブルでは、大きな社会的影響があります。

回線・データ保存含め、バックアップは必要。

 

つながり過ぎた社会は便利だけど、束縛されているような気もします。

今回は自分のやらかし案件だったが、意図的に遮断する「スマホNO」、デジタル・デトックスもアリかも・・・と思ってみたり。


ダークストア

先月末(2月27日)日経紙「よくわかるBizワード」~。

ポップアップストア・・・数日など一定期間のみ営業する店舗で、ブランド認知度を高める効果も見込む。

ショールーミングストア・・・店頭で商品を販売せず、マーケティングや市場調査に店舗を活用する。「売らない店」や「体験型ストア」などの呼び方も。

ダークストア・・・店頭販売は行わず、ネット通販の注文を受けるための倉庫として店舗を活用。

 

上記の文字(Bizワード)を見ると、しっかり店舗を構えて販売するのは、時代おくれ~のような気になります。

その場で欲しい商品を手にもって帰れる喜び!~が感じられない反面、まぁー商品の到着が楽しみ!というのもあるか・・・。

ある程度、お店や扱う商品への信頼・信用があって、はじめて成り立つ○○ストアですねー。

商業施設が店頭販売せずに展示施設になるのか・・・。

 

そして、ダークストア・・・ってすごいネーミングセンス。

アンダーグランドな品を扱っている感じがしました。

実際、そんなダークなストアもあるのかも知れないけど・・・。


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