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月別アーカイブ: 2023年4月

八相涅槃図

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(9)根元常南・菅井梅関「八相涅槃図」(部分)

・・・釈迦の臨終を嘆き悲しむ仏弟子や衆生、そして動物たちがひしめくように描かれる「涅槃図」は動物画の宝庫でもある。本図は、仙台出身の菅井梅関が28歳の時に、病身の師・根元常南を助け完成させた大幅である。釈迦をはじめとする人物群像を常南が、動物群を梅関が手がけたものであろう。通例の動物に加えアシカや洋犬、さらには火喰鳥・鸚鵡・インコなど異国の鳥たちが描かれるのが大きな特徴である。・・・

 

画中の珍しい鳥についての解説はあったが~中央右手の人物の顔を持つ鳥についてはありません。

もっとも目を引くのに。

おそらく、迦陵頻伽(かりょうびんが)というらしい?。

・・・人間の女性の上半身と鳥の下半身を持つ。比類なき美声で啼くと言われており(伝承によれば「卵の殻の中にいる時から啼き出す」とされる)その美声を仏の声の形容とする。(ピクシブ百科事典)

描かれている他の鳥たちは実在するが、これは・・・実在したら恐怖・・・。

 

空中を舞っているのは極楽鳥(フウチョウ)だそうです。

ゴクラクトンボ~はいませんねー。(^-^;


残念至極

「なんじゃこりゃ!」

この状態を発見した際に思わず声に出していました。

駐車場に放置された大量の吸い殻・・・。

数本ならイイということはないが、非常識極まりない行為です。

何故?捨てていくか?ここなら捨ててもいいと思われているのか?。

どんな人物かは分からないし、例え知ったところで、こんなことするような人物とは、正常なコミュニケーションは取れないと思われます。

只々、残念至極としか言えない。

 

・・・当該人物は、何時か何処かで同じように残念な思いをすることになるかもしれませんが。(因果応報~知らんけど)


絵本駱駝具誌

日経紙連載載「江戸の動物画事情 十選」(7) 高力猿猴庵「絵本駱駝具誌」

・・・先に紹介した象と並ぶほどの人気を博したのが駱駝である。長崎に雌雄2頭が到着したのは文政4年(1821年)のこと。入手した当時のオランダ商館長が幕府への献上を願い出たが断られ、ほどなく興行師の手に渡り全国を巡回することになったようだ。・・・

 

この画は、見世物好きでメモ魔だった名古屋藩士・高力種信(猿猴庵)による見聞録の一部。

象もそうだが、駱駝輸送も長期間の海路・陸路で大ごとだったでしょう。

興行師の手に渡ってから全国行脚も~駱駝の待遇はどうだったか?気になります。

 

詳細画像を探したところ「文化遺産オンライン」に「絵本駱駝具誌」が載っていました。

駱駝見物の人々の様子が面白い。

我々は、いつの時代も珍しいものに興味津々~。


サイバーテロか?

会社のメールアドレスには広告DMしか来ません・・・。(^-^;

2週間に一度程チェックするが、広告や変な横文字メールが40件程度溜まっているだけ。

それが、昨日のメールチェック時・・・880件?なんだコリャ。

横文字と象形文字?みたいな内容で読み取れない。

受信時間を見ると、深夜~早朝にかけてばかりです。

一々チェックしていたら、何かのトラップにかかる可能性もあるので受信メールを一斉削除しました。

元々、広告しか来ていないから大事ない!(多分)。

サイバーテロ?だったのかなー。

機密情報なんかないのだが・・・。


兎図障子腰板

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(6) 渡辺始興「兎図障子腰板」(12面のうち2面)

・・・正寝殿(京都・大覚寺)にはめられた障子腰板の絵は、享保19年(1734年)12歳で入寺した寛深門主(関白・太政大臣を歴任した近衛家煕の子息律君)のために描かれたものだという。彼は享保8年の卯年生まれであった。(中略)幼くして仏門に入るわが子を思う父が抜擢したのは、近衛家に仕えた渡辺始興であった。・・・

 

兎たちはリラックスしているような感じで、特に中央辺りの黒兎は、後ろ足を伸ばして全くの無防備状態。

大寺院の門主というと、何かと制約の多い日常だったかと思われます。

のびのびとした兎図に癒されていたのでしょう。

でも、格式高い寺院なだけに、絵の兎たちのようには~出来なかっただろうなー。


Facebook

見ているだけになってしまっているFacebook。

最近、中○圏からと思われる投稿や広告が目立ち出しています。(何故だ?)

なんか、的外れな内容で~違和感アリアリ・・・。

そろそろ、見なくなる時が近づいてきたかな~。

でもタマに覗くかもしれないので、止めることはないかな?と思う~。(知らんけど)

ほんまにメタメタやー。


塩鮭と鼠

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(5) 葛飾北斎「塩鮭と鼠」

・・・七福神のうち大黒天の使いでもある鼠は、それ自体が福をもたらす存在であり、多産ゆえに子孫繁栄や豊穣のシンボルともなった。生活上はやっかい物だったに違いないが、絵に描かれる場合には吉祥的な意味が託されていたのである。・・・

 

浮世絵師・葛飾北斎のリアルな手描き画。

奥州や蝦夷地では、鮭を恵比須の象徴とし、それにとりつく鼠を描いて「恵比須・大黒」と見立てた。

鮭も鼠も豊穣のシンボルだったのですね。

鮭が頭部しかなく、鼠にかじられてしまったかのように見えるが・・・。

さぞ塩辛い思いをしたか。

でも~記事としてはやや季節外れ感も・・・。


一斉美化清掃

市内の一斉清掃~当日ではなくて前もって側溝泥上げをしました。

一年ぶり・・・。

重い腰をようやく上げて作業開始!。

近所に白い泥入れ袋が目立ちだすと。気になって仕方ないので。

グレーチングを外す前に一通り点検したが・・・意外と泥が溜まっていません。

昨年までは3袋くらいは詰めたのに、今年は1袋。

大雪で流れてしまったか?。

とにかく、短時間で終えることが出来てヨカッタ。


象図

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(4) 伊藤若冲「象と鯨図屛風」象図(部分)

・・・普賢菩薩の乗る象は、古来日本人にも親しい動物だった。しかし、生きた象の渡来が確認されるのは応永15年(1408年)が最初という。以来、足利将軍家や豊臣秀吉、徳川家康といった時の最高権力者への贈答に供されることになる。・・・

 

この作品は実物を見たことがあるような?ないような?~2016年初夏、上京の際に若冲展に行こうとしたら、とてつもない待ち時間で諦めたことがあったかも。

でも、どこかで見たことがあるような?。

たどたどしい記憶をたどると、2019年2月に東京都美術館で開催の「奇想の系譜展」に展示されていたのを思い出しました。(安堵・・・)

なんか、そんな絵が紹介されているとウレシイ!。

 

かなりデフォルメされ、かわいらしくも見える白象です。

これに菩薩さんが乗っていてもチョッと・・・威厳が・・・という気がしますけど。


店舗統廃合

取引先の金融機関から、店舗移転&支店内支店の案内が届きました。

以前から、話は聞いていたので特に何も問題なし。

かえって支店が近くになりました。

 

~と同時に、旧商業施設管理時に経験した金融機関店舗統廃合の一件を思い出す。

既に12年も経過していますが、未だに当時の衝撃?というか、とにかくビックリ!したことを鮮明に憶えていますねー。

元々~へなちょこなので、どう対策しようか?とも考えられずに、しばらく呆然としていたかもしれない。

ちょうど4月の今ごろだったな・・・。

 

その後、いろいろあって現在に至る~です。

少しは、へなちょこ改善されたでしょうか?。(^-^;


猛虎図

日経紙連載 「江戸の動物画事情 十選」(3) 岸駒(がんく) 「猛虎図」

・・・日本には虎はいないが朝鮮半島には棲息しており、存在自体は古くから知られていた。その獰猛さから力の象徴とされ、しばしば城郭御殿の障壁画などの大画面を飾ることになった。・・・

 

獰猛さが感じられる虎図。(猛虎図だから・・・)

作者の岸駒は虎頭骨を入手し、虎頭皮を被せ、さらには虎の四脚も手に入れ、リアルさを追求したとあります。

加賀藩の出身だそうですが、あまり知られていないのでは?。

 

戦国時代前から虎は渡来していたらしいですが、どうやって捕獲・運搬したのでしょう?。

現在ならば、大炎上するような方法だったと想像しますが・・・。

 

なかなか捕らえられないので、虎は「もう来ず」・・・で代わりに「猛虎図」・・・。(^-^;


チャットGPTに警戒

イタリアで「チャットGPT」一時禁止~アメリカでも同様の動きが起きていると言います。

利用者に、適切な通知がないままデータを集めていたり、利用者の年齢確認も不十分。

また、提供する情報の正確さや偏見を含まないようにする~といった公平性を欠いている。

 

・・・確かに本を読まなくても、あっという間に読書感想文を書けます。

文章のコピペより深刻かも。

似たような~というか、同様の文章が大量に提出される可能性があります。

もっと重要な文章についても同じ。

 

考えない~推敲しない~辞書見ない~調べ物しない~文章書かない~のないない尽くし。

便利で役に立つこともあるが、便利過ぎは人の劣化につながる・・・と、既に劣化した人物が述べても説得力ないなー。(>_<)


蜂猿図

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」(2) 森狙仙 「八猿図」

・・・本図に描かれるのは。折枝についた蜂の巣を囲む3匹の猿と背後の母子らしき猿の群れ。危うく蜂に刺されそうになったものか、左端の猿は驚いたように口を開け、右側には手をこまねいた猿が寝そべる。そして正面には、手にした蜂を凝視する猿。・・・

 

蜂と猿(猴)とで「ほうこう」の音が、諸侯に封じられる意の「封候」に通じることから、中国では立身出世を表す画題とされ、我が国でも好まれるようになった。

なんとなくユーモラスな猿図です。

蜂の巣を取り囲む~左の猿(軽率さ)中の猿(思慮深さ)右の猿(羨望)の寓意が見えるというが・・・。

背後の母猿は手に何かを持っているようだが、蜂の巣とは関係ない獲物を得たのか?。

したたかさを感じます。


シューメンテ・ハイ

花粉飛散中ながらも、外で靴磨きしました。

鼻奥がムズムズしクシャミが・・・止まらない・・・。

これから履く機会が増える靴と、しばらくお休みする靴を同時にメンテします。

それぞれにソールのすり減りが、そろそろ気になってきました。(ガニ股減り・・・)

張替不可の靴は仕方ないが、ソール張替可の靴は修理して、これからも長く履き続けたい。

靴がキレイになると気分が、High!になります。

一瞬、花粉症のことを忘れる。


卯月朔日 洋犬図絵馬

また興味深い連載が・・・。

日経紙連載「江戸の動物画事情 十選」 宮岸学院女子大学特任教授 内山淳一

その(1) 酒井抱一「洋犬図絵馬」

・・・安土桃山から江戸時代にかけて輸入された洋犬は「唐犬」あるいは「南蛮犬」と呼ばれ、狩猟のみならず、将軍家や大名間での贈答の対象ともばっていた。実際、洋犬と鷹をセットで掛軸にした作品も残されており、洋犬が一種のステータスシンボルだったことを証明している。掲出の作品は、戌年にあたる文化11年(1814年)、江戸の著名な料理屋「八百善」の四代目当主が、江戸琳派の酒井抱一に描かせ、西新井大師総持寺に奉納した絵馬である。・・・

 

毛が短いドーベルマンのような犬種かと思われます。

輸入されて洋犬絵馬として残っていること、現在でも著名な料理屋であること、奉納されたお寺も立派で、すべてがゴージャスなことに感激してしまう。

ソンじゃそこらの存在とは違うぜ!・・・と、絵馬のワンコが語っています。

そして、3年ぶりに昨年までとは違う「通常」に近い形で、新年度が始まりましたー。(^^)/


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