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お目出たき人
2013年9月10日 ブログ
「友情」 武者小路実篤~を読みました。
学生時代以来~?イヤ~ッ、このような国語の教科書に登場するような作品は、読んだことはナカッタかな~。
この本も書店の棚を、ぼぉ~とながめていて偶然に手に取ったのでした。
舞台は大正9年(1920年)頃の東京。
比較的裕福な階層(?)の家庭間での、友人関係~恋愛、そして大失恋に至るまでの物語。
現代なら、相手とのコミュニケーション方法は、電話・メール等で気軽にやり取りできるが~、当時は直接に会話するか、手紙(恋文!)のやり取りしかない。
作品中に、ピンポン(当時の最先端遊戯?)をする場面が登場するが、作品後半でのボール・ラリーの如く、次々と現れる手紙を通しての、”会話”が面白い!。
自分にとって恋愛~なんて、遠い昔の物語。
ましてや、こんなに文学的(?)な経験もないが・・・。
ファイト!だ、作品中のN君!。気付いたら、感情移入していたぞ。
話法
2013年9月8日 ブログ
2020年オリンピック&パラリンピック東京開催決定!しましたね。
上手なプレゼン効果?かな。
何はともあれ・・・ヨカッタ?のでしょうね~。(消費税は確実に上がるな・・・。)
さて、オリンピック招致のプレゼンとは月とスッポン!なんですが、話し方について。
様々なセールス電話や、営業マンの方が訪れることがあります。
以前だったら、「要らない!。」「間に合っています!。」と、素っ気ない対応をしていましたが、セールストークの勉強(?)のため、話の出だしが気に入った場合(?)多少のお相手をするようになりました。
当方も、断り方の練習(?)にもなりますし、ヒョットしたらビジネスチャンスが生まれるかもしれない。
如何に「仕方ないな~。」と納得して引き下がってもらいつつ、相手にイヤな印象を与えない対応の仕方・・・。
電話の場合、姿が見えないので声や口調で相手方を想像。
タマに聞こえる周囲の音から~その会社の様子も想像します。
当然ながら、コチラからも他社に電話したり訪問することがあります。
その際に、相手方はどう感じているか・・・。
ビジネスの基本事項です。
アタリマエのコトを当たり前に行っていくのでありました。
少欲知足
2013年9月7日 ブログ
阿呆の知恵~自分らしい人生を送るための25のヒント~ ひろさちや 著 を読みました。
なんとも不思議な読後感です。ホンワカ~している。
著者の豊富な仏教(古代仏教・真宗・禅宗)、キリスト教、イスラム教の知識から導かれる結論(?)を一言で言うなら~阿呆になりなさい。
「わて阿呆だんねん」です。卑下しなさい~とは違う。
自らが置かれた、状態や環境を素直に受け入れて楽しむこと~でしょうか?。
現代の時代背景が、この本を登場させたのか?。
平易に書かれてはいますが、内容的にはかなり高度なコトも・・・。
この本を購入した際、レジカウンターに置いてあった、「手のひらサイズの幸せ」シオリを使って読みました。
一区切り付ける際には、両手に包まれたイヌの写真に目が行きます。
本の内容と相まって、ゆったり~そして、ほんわか~した気分に浸れました。
~欲望を少なくし、足るを知る心を持て~
始まりの終わり
2013年9月6日 ブログ
Now this is not the end.
It is not even the beginning of the end.
But it is,perhaps,the end the beginning.
Winston Leonard Spencer-Churchill (November 10.1942)
今は終わりではない。
これは終わりの始まりでもない。
しかし、おそらく始まりの終わりである。 英首相 チャーチル
聞いた時に混乱?してしまう言葉。 とある会合の講演で知りました~禅問答か?。
第二次大戦中のアフリカ戦線における勝利に対してのコメントなので、「コレから巻き返そうぜ!」って感じでしょうか?。
前向きなコメントと取れますが、後ろ向きな解釈もしてしまうかも~。
このような言葉が、バンバン飛び交う、とてもエキサイティングな講演でした。
難解~、内容に追いていけるようにしなくては・・・。
聞いて終わりではなく。
聞き終えての学びの始まりでもなく。
学び始めの終わりである。(コレをキッカケとしてずぅ~と学び続ける・・・。)
サザエさん時空
2013年9月4日 ブログ
朝晩は涼しさを通り越して”寒さ”を感じるようになりました。(未だに真夏の装いだからか・・・。)
季節は着実に秋に向かっています。
四季があることで、自然に時間の経過が感じられますね。
『サザエさん時空』~という言葉を知りました。
四季折々の行事や風物、食べ物等がテーマで、ほのぼのとしたストーリーが展開される「サザエさん」。
しかし・・・サザエさんは24歳のままで、カツオは小学校5年生のまま。
物語では、明らかに時間は経過しているのに登場人物は歳を取らない。
登場する家電製品等も新旧が入り混じっています。
物語の舞台は現代なのに、いまだに磯野家は黒電話で、携帯電話もあまり登場しない。
昭和が舞台なのかな?。
オープニングでは九州新幹線も登場していたとか・・・。
2年後にサザエさんは北陸新幹線にも乗るのか?。
安心して視聴できる定番アニメだけに、様々な見方や感想は数多くあるのでしょうね~。
その中から出てきた「サザエさん時空」という言葉。
時間と場所を越えて、愛され親しまれ続けている存在です。
「サザエさん」のような存在(SC)になりたい!、とモタモタと思う・・・。
風車、風の吹くまで昼寝かな
2013年9月3日 ブログ
「落日燃ゆ」 城山三郎 著 を読みました。
書店の棚をながめていて~タマタマ手にした本。
予備知識マッタクなし~、こんな人がいたんだ・・・と読み出す。
・・・東京裁判におけるイワユルA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理・外相 広田弘毅。
戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと運命を共にするも、それを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった・・・。
「物来順応(ぶつらいじゅんのう)」 (剣や槍の勝負では、勇気に頼るもの、臆病なものは勝てない。勇気や臆病は動きの中に消しさって忘れ、勝負事のときには、勝敗ということをいっさい忘れ、何があっても何事にも動じず自然のままにいて、起こること、来るものに応じて対処すれば、勝利はみえる。)
「自ら計らわぬ」の二つを信条とする、激動の昭和前期における政治エリート、そしてサムライ。
戦前、戦中の政治に翻弄されつつも、戦後裁判の渦中においても泰然自若を貫き通す。
個人の優れた才能や胆力はあっただろうが、それだけではなく、広田を支えた家族愛も語られます。
淡々と語るような文体は、主人公を労わるようであり、時には冷酷に史実を伝えます。
先に記事にした、「内心、『日本は戦争をしたらいい』と思っているあなたへ」と併読していました。
この広田弘毅が現代日本を見たら~、どのような感想を持つのでしょうか?。
(昨日、9月2日は1945年に連合国側との降伏文書に調印がされた日でした。)
言論で戦う
2013年9月2日 ブログ
内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ~を読みました。
なにやら物騒なタイトルの本。
日本の国防、外交への関心が高まる中、『普通の国』を目指す政治姿勢がメディアに多く登場しています。
この本に寄稿されている各章は、短いながらも読みごたえがありました。
個人的には、戦闘用のカッコイイ航空機や艦船には興味があります。
・・・実際の戦争・戦場を知らないのにチャベチャベとは語れません。
金沢からだと、沖縄も尖閣諸島も竹島も遠い場所です。
この本のタイトル通りのことを考える上では、直に火の粉を浴びる危険を感じることも必要かもしれない。
SCのHP上ブログに書く内容ではありません。
しかし、ショッピングが出来るのは、世の中が平和であるからこそです。
長月 朔日
2013年9月1日 ブログ
9月のスタートです。
昨年も書きましたが、9月1日は「防災の日」。
災害への備えは重要ですね。
一方、現在も続いている災害があります。
約2年半前の大震災~原発事故~そして現在も続く収束作業。
そんな中に判明した汚染水タンクからの漏えい事故。
あ~またか・・・と原発事故・災害に対する認識が、甘くなってはいませんか?。
というコト?で、先日の北陸中日新聞コラム↓が、とても分かり易かったので紹介します。
「原発はトイレのないマンション」・・・、使用済み核燃料の最終処分場も決まらないまま稼働する原発を皮肉った表現だけれど「トイレがない」は実感に欠ける。怖いのは壊れたトイレだ。
レベル3(重大な異常事象)の認定が検討中の今の福島第一原発は壊れたトイレに近い。
汚水が便器からあふれ出し、バケツを集めて次々ためるもバケツも破損。
汚水は床にたまり、トイレの外に浸出し、このままだと家中の床はおろか玄関から外に出て隣家にも影響しかねぬ状況だ。・・・
トイレに異物が詰まり、水が流れなくなるという経験はありますね。
モチロン、あまり経験したくはないケド。
あふれてくる汚水(!)もタマランが、それが原発の汚染水だったら・・・・。
ラバーカップで、パコパコして直れば良いが・・・。
でも、汚染水の行き場はありません。
月の始めから、社会派風?の変な内容でした。
オレも泣いている
2013年8月30日 ブログ
「ウルトラマンが泣いている」円谷プロの失敗 円谷英明 著~読み終えました。
本の帯がウルトラマンカラーなんですね~。
ウルトラマンだけでなく・・・幼い頃からワクワクして見ていた、ウルトラマンシリーズのダークサイドが明らかに・・・。
今でも、旧作ウルトラセブンあたりまでの映像に見入ってしまうことがあります。
それだけ、完成度が高い作品が数多くあり、かのゴジラシリーズも円谷プロに関わりがあります。
巨額な費用がかかる映像制作の難しさ・キャラクター版権問題・ドロドロした社内の御家騒動等々が、赤裸々に語られる。
イッタイ誰が甘い汁を吸ったのか?。これからも吸い続けられるのか?。
今後も、新しいウルトラヒーローを目にする機会はあるだろうが、かつての感覚で見ることは出来ないな・・・。
夢が・・・正義のヒーローが、大人の事情で瓦解してしまった。
複雑な~、残念な気持ちでいっぱいです。
読まなければよかったかもしれない。
(他人の不幸は鴨の味・・・なんだが・・・。)
〇〇の丸かじり
2013年8月29日 ブログ
「どら焼きの丸かじり」 東海林さだお~を読む(見る)。
登場する食べ物への著者の深い(?)愛情と、それを食べる人たちを優しく、時には厳しく見守る(?)丸かじりワールドにどっぷりと浸りました。
人生は決断の連続である。~で始まる、「決断の立ち食いそば」の章はお気に入り!。
昼食で、立ち食いそばを食べるに至るまでの数々の決断と心の葛藤を、ルビコン川を渡るカエサルの心情~「賽は投げられた!」に、照らし合わせてある描写がタマリマセン・・・。
本のところどころに散りばめられた「コレ、あるある~。」と、その着眼点は感動モノです。
あ~お腹空いてきた。
何を丸かじりしようか~?。